112話 ページ20
……この人バカね
て言うか俺の女になるなら助けてやる？
頭どっか打ったのかなわたし？
いや頭は大丈夫
ただこの人の頭が打っただけね
それと……
「……ないでしょ」
ティーチ「あ？何て言ったんだ？」
「ふっ耳でも悪いのあなた？
あんたみたいな男の女になるわけないでしょ
って言ったのよぉ！」
ティーチ「っ？！」
ドンッ！
Aはティーチのお腹をおもいっきり蹴った
そしてティーチは食堂の扉に向かって飛んでいき、
外へ出た
「……」
ポタポタッ
ズッ
Aはティーチに刺されたナイフを抜いた
そしてポタポタッと落ちる血を踏みながら、ティーチの所へ向かった
サッチ「っA！」
「……」
サッチが何度も名前を呼んでもAは返事することもなく、食堂を出た
サッチ「やべー！」
スタッ
タタタッ
サッチ「Aーー！
っ！」
サッチは外に出てAをキョロキョロと探し
見つけたが
サッチは驚き固まった
それはそうだろう
今まで見たこともないAの顔を見たのだから
「……」
Aは黙ったままただティーチを見ていた
ティーチ「っ女の蹴りじゃねーな！
ゼハハハッ、ますます欲しくなった！」
「……ふっもう一度蹴られたい？」
サッチ「っ？！」(……さっきまでのAじゃねー！)
Aの顔は明るく、眩しい太陽のような笑顔を見せていたが
怒ると変わる
天使から
鬼のような顔をしていることにサッチは驚きを隠せなかった
そしてAはゆっくりとティーチに近づいていった
「……ティーチ
あんただけは許さない
今ここで」
？「「A！！」」
ピタッ
Aは誰かに自分の名を呼ばれ、後ろから聞こえる足音に気づき、ちらっとその呼んだ相手を見た
「……エース
マルコさん」
エース「……これはどういう事なんだよ？
なぁA！ティーチは俺の2番隊の仲間だぞ！
なんでティーチがキズだらけっ」
マルコ「エース落ち着け！」
ガヤガヤ
ビスタ「おいさっきの音はなんだ？
ってティーチお前どうしたんだよそのケガ！」
イゾウ「お嬢何かあったのか？」
「……」
ティーチ「っAが急に俺の腹に蹴りを入れてきたんだ！」
ジョズ「何？本当なのか！」
ティーチは嘘をつき、真実では無いことを言った
だがAが何も言わないことに何か不自然を感じたマルコ
続く
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作者名：カオアップル | 作成日時：2022年11月30日 21時
