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11話 お風呂にて ページ12

チョキ

チョキ


お風呂に入ったAと硝子

お風呂に入り、硝子はAのある物を見て思った



切ろうと



硝子「前髪だけでも切ろうか」


「えっ」


硝子「だって、ちゃんとAの顔見たいんだもん」


と言いながら、少し頬をぷくっと膨らます硝子


「えっとならお願いいたします」


硝子「よしっなら切るわよ!」


チョキ


硝子「うんこのくらいで」


チョキチョキ


硝子「この長さで整えて…」


チョキチョキ



数分後



コトッ


硝子「よしっ出来たよ


目開けて大丈夫よ」


「はっはい」


Aは硝子に言われた通りにゆっくりと目を開けた



そして目を開けた先にはお風呂の鏡に映る自分の顔だった



「あっ楽になりました」


硝子「……Aって綺麗な瞳の色をしてるんだね

きれー」


「あっ前髪を切っていただきありがとうございます家入さん」


硝子「えっあっどういたしまして」ニコッ


チャポン


ザバー


硝子「ふぅー良いお風呂」


「そうですね


久しぶりにお風呂に入りました」


硝子「そっか


それにしても…」


ジィー


「家入さん?」


硝子はAのある膨らみを見ていた


硝子「Aって大きいわね」


「はい?何がです?」


硝子「それ」


それといい指を指した


Aは指した方を見ると、自分の胸ということが分かった


「……そうですか?」


硝子「うん、手当てしてる時に思ってさ」


「そっそうですか」


硝子「てのは忘れて、よかった体の傷痕とかないね

最初見たときは、消えるかどうか分からなかったから


消えて良かったよ」


「家入さんに手当てしてもらうと、傷痕消えるんですね


凄い力ですね」


硝子「そう言ってもらえるのは嬉しいよ

わたしは闘うことは出来ないからさ

少し悔しかったんだよね

でも、仲間から頼られたとき凄く嬉しかったんだ

そんとき思ったのよ

わたしにしか出来ないことを精一杯頑張ろうって」


「仲間……


先程仰っていたお二人のことですか?」


硝子「そうよ

さっきクズって言ったけど、本当にクズよ

特に五条っていうのがクズよ

自分で最強って分かってるからなんだろうけど、何でも出来るのがムカつく!」


「そっそうなんですね」


硝子「最初会ったときは、何だお前って言われたよ

女に言う言葉がそれかよって思った!」


「もう一方は?」


硝子「んあーもう一人は夏油って言って、これもクズよ」


「あはは」

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作者名:カオリ | 作成日時:2023年10月10日 0時

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