【ゴールデンカムイ】大日本帝国最強大元帥様のドキドキパニック大冒険(笑)←( 'ω')ｷﾞｬｧｧｧｧｧｧ【男主】 (ページ36)

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参拾壱話ページ36

ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

尾「！」

貴「まだ小さいのに大変だな…」

頭を撫でてやれば目を見開いたが手を払いのけられる

ことはなかった

尾「…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」

え…泣いてる……？

え、ちょっ、どうしよう

やっぱ撫でられるのが嫌だったのか

子供が泣いてる時ってどうしたら…

俺が泣いたとき…

そうだ

ｷﾞｭｯ

確か山縣元帥殿はこうやって抱きしめてくれたっけ

尾「…っ…ｽﾞｯ……」

抱きしめたら、この子もギュッっと抱き締め返して

くれた

.

.

貴「もう大丈夫か？」

尾「…ｺｸﾝ」

話すのはあまり好かないみたいだな

貴「名前はなんだ？俺は獅鳴A」

尾「…尾形百之助」

貴「百之助か…良い名だな」

そういや今何時だ？

銀時計を開くと針は三時を指していた

そろそろ宿に行かないと

そうだ写真も撮らないと

現地で会った者…

よし

貴「百之助、今から写真撮りに行くぞ」

尾「え…」

貴「行くぞ！」

.

.

「はい、撮りますぞ」

ﾊﾟｼｬｯ

貴「ありがとうございました」

貴「さて、そろそろ帰るか」

もう夕日沈んでるし、流石に親も心配するだろう

ｸｲｯ

着物の裾を引っ張られた

貴「どうした？」

尾「…また会える？」

貴「！あぁ、また会えるよ」