弐拾漆話 ページ32
今日で鯉登家ともお別れだ
めっちゃ寂しい( ；꒳； )
名残惜しいがそろそろ山縣元帥殿のところに
行かなくては
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
ん？
ｽﾊﾟｰﾝ
貴「ﾋﾞｸｯ」
平「Aどん！写真撮っど！」
(Aさん！写真撮るぞ！)
え、写真？
ｶﾞｼｯ
平「行っど！」
(行くぞ！)
平之丞殿は俺の腕を掴んで走り出した
.
.
鯉登母「あら、来たじゃ」
(あら、来ましたよ)
鯉登父「モス」
「来ましたか？写真撮りますよー！」
ユキさんは椅子に座り、その斜め後ろに平二殿が立ち、
平二殿の前に俺と平之丞殿が並んで立った。
そして音之進は俺が抱っこしている
「では撮りますよー」
ｶｼｬ
.
鯉登父「よか写真が撮れた」
(良い写真が撮れた)
鯉登母「ほんとじゃなぁ」
(ほんとですねぇ)
家族写真撮るなら俺が映る必要ないのでは？
まぁ…楽しそうだし、いっか
平「へ」
(はい)
平之丞殿がさっき撮った写真を渡してきた
くれるってことか？
貴「あっ、ありがとうございます…」
おぉよく撮れてる( ˙꒳˙ )ｼﾞｯ
平「Aどんはこれからどうすっど？」
(Aさんはこれからどうするんだ？)
貴「この後は全国旅をしてきます」
平「そうか…寂しゅうなっな……」
(そうか…寂しくなるなぁ……)
平之丞殿は悲しそうに笑った
何故そんな顔をするんだ？
鯉登父「Aどん」
貴「はい」
鯉登父「こいを」
(これを)
平二殿は豪華な装飾が施された美しい銀時計を
渡してきた
貴「え…受け取れませんよこんな高価なもの…」
鯉登父「こんたAどんのために作ったもんじゃ。
是非使うてくれ」
(これはAさんのために作ったものだ。是非使ってくれ)
作ったってことは特注かよ!!!
絶対高いやん…
貴「…ありがとうございます。大切に使わせて
いただきます」
鯉登父「ﾓｽﾓｽ」
鯉登母「体に気をつけたもんせね」
(体に気をつけてくださいね)
貴「はい。二年間お世話になりました。」
こうして俺は鯉登家を去った
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田中(プロフ) - 面白いです！！頑張ってください！応援します。これから先も応援し続けます！p(^-^)q (2022年4月1日 18時) (
レス) @page42 id: dec6386a0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黄昏 | 作成日時：2021年12月26日 14時
