貧乏女子高生とマフィア〜告白編〜 (ページ37)

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〜助けを求めるサイン2〜finish ページ37

私はやってしまった

中原さんや店長やモブ実ちゃんに嘘をついてしまった

迷惑をかけたくない一心で私は嘘をついてしまった

A｢こ、転けてしまいました｣

店長｢こんな深い傷転けるにしてもないよ｣

モブ実｢…｣

中也｢A話してくれ。絶対助けてやる｣

A｢ほ、本当に大丈夫です。ご心配お掛けして本当にすいません。本当に転けてしまっただけなので！｣

私は無理矢理笑顔を作った

何やってるんだろう私

中也｢でも｣

A｢大丈夫です。！私は大丈夫です！！｣

私は強めな口調で言ってしまった

本当に私は馬鹿だ

モブ実｢…｣

私は仕事を再開した

中原さんに珈琲を作り厨房へ料理をした

でも中原さんと少しギクシャクしてしまい心が痛い

体の傷も痛む

本当は・・・

助けてほしい

モブ実side

私は何やってるんだろう・・・

Aちゃんがバイト先の喫茶でモブちゃん達に傷つけられた傷で倒れた

Aちゃんは大丈夫だって何回も無理矢理な笑顔を作って場を安心させようとした

本当は言いたかった

''Aちゃんはいじめられてるんです"と

私はまた"あの日"の記憶が蘇った

小学3年生の時大親友の子がいじめられていた

私はただ見てるだけだった

助けに行こうとしなかった

怖かった

次私が標的にされたらどうしようと頭がいっぱいだった

その親友は引っ越して今は分からない

だから私はもうこんな過ちを繰り返したくないと心に決めたのにまた弱い私になってしまう

馬鹿だ・・・

私はもう後悔したくないと思い中原さん？が会計をし外に出ていった

今だ

私は中原さんの後を追いかけた

モブ実｢あの！｣

中原｢如何した？…｣

中原さんは心が沈んでいたのが分かった

さっきAちゃんと少しギクシャクしてたからかな？

いや今はそれじゃない

頑張れモブ実

もう"あの日"の事はさせない！

モブ実｢助けて下さい！｣

中也｢え？｣

私は続けた

モブ実｢Aちゃんのあの傷は殴られた傷なんです！
倒れた後Aちゃんは店長や中原さんを心配させない為に無理矢理な笑顔を作ったんです！私もうあんな光景見たくないんです！毎日モブちゃん達に色んなものを隠されたり、殴られているんです！だからAちゃんを助けて下さい！｣

私は途中泣いてしまった

もうあんな光景は見たくない

Aちゃんを助けてあげたい

中也｢それ本当か？｣

モブ実｢はい！…｣

中也｢頑張って言えたな｣

中原さんは私の頭を撫でた

中也｢絶対Aを助けてやる｣