貧乏女子高生とマフィア〜告白編〜

〜地獄の始まり〜 ページ33

モブ2｢で？あんたがやった訳？｣

ど、どうしよう・・・どう返せば正解でしょうか？

モブ｢フン覚えて起きなさい｣

あれ・・・な、何もされていない？

なんだったのだろうか

授業始まる5分前

A｢あ、あれ？！教科書と筆箱がない？！さっき迄あったのに｣

確かにさっき迄あったはず

と探し回っていると

モブ｢ウケるw｣

モブ2｢めっちゃ必死じゃんw｣

モブ3｢写真撮っとく？w｣

私は察した

多分、いや絶対犯人はモブちゃん達だろう

も、もしかしてあの時何もしてこなかったのはこのため？！

とりあえず教科書と、筆箱どうしよう

仲良い友達なんていない私は誰からも借りる事が出来ない

考えていると

モブ男｢良かったらシャーペンとか貸すよ？勿論教科書も一緒に見よ！｣

・・・神様だ

大袈裟かもしれないが私の中では神様だ

A｢あ、ありがとうございます！｣

モブ男｢大丈夫だよ！｣

と笑顔で応えた

本当に感謝です

モブ｢チッ｣

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

授業が始まるチャイムが鳴り１限目が始まる

モブ｢一寸Aこっち来なさい｣

と腕を強く引っ張られ使われていない女子トイレに連れていかれた

A｢ど、如何したの？｣

モブ｢あんたやっぱり気に食わない。モブ2！あれを用意して！｣

モブ2｢OK！｣

モブ2ちゃんから持っていたのはバケツいっぱいの水だ

するとモブ3が私をトイレに入らせた

あ、開かない？！

多分モブ3ちゃんが外から押しているんだ

私が必死にドアを開けようとすると

ﾋﾞｼｬ

A｢え？｣

突然の事で分からなかった

いきなり水が降ってきた

モブ｢ブフウケるーw｣

モブ2｢そのまま濡れて次の授業受けなw｣

モブ3｢それか早退するんじゃない？｣

モブ｢あらもうすぐ次の授業が始まるわ！行きましょ！｣

と行って行った

どうしよう・・・

制服や髪は濡れて授業どころじゃない

何で私はこんな事をされないといけないんだろう

中原さんと仲良くしていたから？

私の視界がぼやけていた

多分今私は泣いているだろう

でも、誰も来ないから泣いてもいいよね？

私は泣いた

すると足音が聞こえてきた

誰だろう・・・

私は涙を拭った

モブ男｢大丈夫？｣

モブ男君だった

A｢な、何で？｣

モブ男｢授業が始まっても来ないから探してきただけだよ。それに大丈夫？凄く濡れているよ？！これ使って！｣

渡されたのは汗ふきタオルだった

A｢あ、ありがとう。何時も持っているの？｣

モブ男｢まぁね！さ！拭いたら体操服貸してあげるよ！｣

A｢あ、ありがとう｣

罪悪感はあったがでも濡れて授業を受ける訳にもいかないので体操服を貸してもらいます

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