貧乏女子高生とマフィア〜告白編〜 (ページ22)

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〜好きと云う事が分かった瞬間〜ページ22

今日は散々でした・・・

移動教室の時は素早く逃げ、休み時間はトイレへと隠れ、お昼の時間もトイレで食べてと散々でした

今週掃除当番じゃなくて良かった・・・

下駄箱へ行き、ローファーを履き、バイト先へ向かった

やっぱりまだあの気持ちは引っかかっかままだ

ｶﾗﾝｺﾛﾝ

店長｢あ、Aちゃん！お疲れ！｣

A｢お疲れ様です店長｣

店長｢大丈夫？顔色悪いよ？｣

店長にはやっぱり分かってしまう

A｢そ、そうですか？！｣

店長｢うん。若しよかったら話し聞くよ？話したら少し楽になるかもだよ｣

と言ってくれた

優しい・・・

私は今日起きた事を全て話した

而してあの気持ちの事も・・・

店長｢なるほど・・・大変だったね｣

A｢はい・・・｣

店長｢Aちゃん、中原さん？だっけ｣

A｢はい｣

店長｢Aちゃん鈍感だね！｣

A｢へ？｣

どうゆう事？

私が鈍感？！

店長｢それはもう中原さんの事が"好き"って事よ｣

・・・へ？

A｢ほ、本当ですか？私やっぱり中原さんの事がす、好きなんでしょうか？｣

恐る恐る店長に聞いてみた

店長｢うん、そうだよ。よく聞いてねAちゃん｣

A｢は、はい｣

店長が優しく微笑み私に話してくれた

店長｢''好き"っていう感情はね自然にやってくるものなんだよ。Aちゃん中原さんに会いたい気持ちやメールなどのやり取りをして嬉しいとかもう既にAちゃんはね、中原さんの事"が好き"っていう証拠なんだよ｣

そうなんだ

わ、私もう中原さんの事が"好き"だったんだ・・・

A｢私気づくの遅すぎますよね・・・｣

店長｢ううん。今分かったんだから大丈夫だよ｣

A｢で、でも中原さん多分成人されてる方なんですけど大丈夫なのですかね？｣

店長｢恋愛に年齢なんて関係ないんだよ！なんなら僕なんて22歳の人に今片思い中だよ！｣

・・・へ？！

A｢て、店長失礼かもしれませんが今御幾つですか？｣

店長｢ん？37だよ！｣

A｢ち、ちなみにその人とはどう云う出会いをしたのですか？｣

店長｢Aちゃんが学校に居る時此処に来てね、僕が一目惚れしたんだよ！｣

・・・店長いつの間に

店長｢だからAちゃん恋愛なんて年齢関係ないんだから頑張ってね！｣

と言ってくれた

すごく真剣に優しく聞いてくれた店長には感謝しきれません。

店長｢あ、Aちゃん！お互い片思い同士なんだし何か展開があったら報告をしよう！｣

A｢はい！｣