人生は続く ページ14
坂田side
月明かりが照らす帰り道。
俺は月を見ながら歩いていた。
さっきまで走っていたはずなのに。
坂田【あの、浦田渉って入院してますか？】
看護師【親戚の方ですか？】
坂田【……いえ、友人です】
看護師【今日はご面会できません。明日なら……】
坂田｢セキュリティキツすぎ……｣
前にうらたさんと来た公園に着いた。
うらたさん、めっちゃはしゃいでたなぁ。
ブランコの乗りすぎで具合悪いって言ってたっけw
滑り台は全然滑らなかったし、ジャングルジムは怖がって登らなかったな。
砂場でお城作ったし。
あぁ、このベンチで俺、告ったんだっけ。
嬉しそうだけど、余裕があったうらたさんの笑顔。
キレイだったな。
それでキスしたんだ。
顔赤いよ、って言い合って、笑ったな。
坂田｢……うらたさん｣
なんで、俺に言ってくれなかったの？
やっぱ、頼りない？
頼れって言うくせに、うらたさんが頼ってくれないんじゃん。
涙が溢れないように、上を向く。
月がぼやけて、こぼれ落ちた。
あーあ。泣きたくなかったのに。
ベンチに座って、涙を拭く。
坂田｢……♪ダメだと思った時も｣
頭の中にうらたさんの声を流して、その声に合わせて歌っていく。
坂田｢♪前を向いてさあ進もう｣
坂田｢♪その夢は
坂田・志麻｢♪心の声 探して｣
坂田｢……えっ？｣
重なった歌声の方を見ると、まーしぃが立っていた。
悲しそうな瞳をして、俺を見つめるまーしぃ。
志麻｢Life goes on……今の心境に響くよな｣
頷けば、まーしぃは少し微笑む。
まーしぃが俺の隣に座ると、人工的な香水の匂いが鼻を通る。
志麻｢うらたさんには？｣
坂田｢……会えなかった｣
志麻｢…そっか｣
沈黙が流れる。
あ、眠くなってきたかも。
今日いっぱい走ったからな。
坂田｢……まーしぃ、俺、帰るな｣
志麻｢……おう。送るよ｣
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病兎 - 初コメ失礼します。うらさかのお話でつい涙してしまいました…！文才能力かなり高めで羨ましいです…！ (2020年3月29日 16時) (
レス) id: 81c02beb40 (このIDを非表示/違反報告)
病兎 - 初コメ失礼します。うらさかのお話でつい涙してしまいました…！文才能力かなり高めで羨ましいです…！ (2020年3月29日 16時) (レス) id: 81c02beb40 (このIDを非表示/違反報告)
ウミノ - お久しぶりです！志麻くんのファンサ…もらいたい…!!!!春ツ行けなーい…愛に行きたいよ〜… (2020年1月16日 3時) (レス) id: c7a9763e5d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき*°。 - やっぱり東京とか交通網が多いところの方がみんな行きやすいからってことなんでしょうかね…？(そんなことないけど) 自分の友はホテル予約とって泊まったりしてますし…← (2020年1月15日 11時) (レス) id: fedae61aad (このIDを非表示/違反報告)
ゆき*°。 - お久しぶりです！ファンサおめでとうございます！うらやましい…。実は私のところ春ツ来るんですが行けないんですよね()こっちは今友達がなんとかひきフェスドームチケットとろうとしてます。((交通費)) そうですよね、北海道ですもんね… (2020年1月15日 11時) (レス) id: fedae61aad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗涙 | 作成日時：2019年4月27日 13時
