笑う娘。パパそっくりだろ。【りょう】

183話。 数ヶ月前 ページ8

虫眼鏡side

出「負けたらこれの食費返せよ」


バーベキューも程々に、
しばゆーとてつやが持ってきた水鉄砲、水風船を六人は手に取る

梨瑛ちゃん、出っ歯、増田チーム

しばゆー、てつや、としみつチーム


大きな水鉄砲を肩で背負いながら梨瑛は狙いをとしみつに定めた


と「なんだ、やるか？笑」

『としみつさんの、耳ねらえってお父さんに言われた』

と「ひでぇ趣味だな」



構える二人の背後にまた二つの影


し「ボクシングで鍛えたこの腕！手首！ボッコボコにしてやる…」

増「…ラグビーの方がもしかしたら筋肉あるかもしれんよ？笑」

し「何よぅ！？」


両手にいくつもの水風船を持ったしばゆーと増田が一本の木を間に戦闘していた
そんなしばゆーの背中を狙ったのが、この男


出「お前背中がら空きじゃねーか」


勢い良く発射された水にしばゆーは忽ち声をあげる
ゲラゲラと笑う出っ歯も束の間、またまた背後から現れたてつやに背中をぐっしょりと濡らされた


て「お前こそ背中がら空きだぞー！」


やーいやーい、
へんてこに嬉しがるてつやの顔面に今度は水風船


増「よぉっしゃぁ！！」


てつやの下唇がぶるんと出てきた


＿＿＿


ゆ「…っかぁ…うんめぇ…！！」

虫「ゆめまるお酒飲んでるけど大丈夫？車」

ゆ「大丈夫〜、車で寝るからぁ〜」

り「酔い覚ましに梨瑛に顔面濡らして貰えば？笑」



大人四人組はそろそろ飽きてきたのか、はたまた疲れてきたのか、ぼちぼちと戻って来るが先程から水道を独占してるあそこのガチんちょみたいな二人は全く帰ってくる気配が無い


虫「ワンピースなのにあんなにはっちゃけると、逆に何も思わなくなるよね」

り「ちょっと虫さん、梨瑛で何考えてんの」

ゆ「おっとぉ〜？ロリかぁ〜？」



ちげーわ。

184話。 数ヶ月前→←182話。 数ヶ月前

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す