頑張っている君が好き。【YouTuber短編集】

どっち ─ Tetsuya & Ryo ページ16

※前のてっちゃんのお話の続編です

▶You Side

あのあと、いつも通り授業をやり通し

…いつも通りてつやにからかわれ、


気付けばもう放課後。

私は特に部活も入ってないし、そろそろ校門に車がつく頃。




♪ピロン

りょう俺、ちょうど下にいるから一緒に帰らない?


りょうくんが？


窓を見てみるとそこには、見知らぬ車が止まっていて

りょうくんと目が合うとりょうくんが手を振ってくれた。





ガラガラ


て「Aー！下まで帰ろうぜ」


『……いいけどr』


て「っしゃ、いくぞ！」



私のカバンをもって行ってしまった。

さすが、馬鹿である。




てつやを追いかけると、なんとりょうくんとてつやが話していた。


り「それ、Aのカバンだよね？


何してんの？」


て「お前こそ誰だよ。ちげぇ学校だろ？」


り「婚約者、っていう感じかな。」


て「婚約者だろうとなんだろうと関係ない。

俺の方が距離感近いし……」


り「A……？」



『りょ、りょうくん……てつや……』


り「小さい頃からずっと好きだった。


婚約者としてじゃなくて、“女の子”として。

これからも俺と一緒にいて欲しい。」


て「婚約者がいようとなんだろうと関係ねぇ。

俺はお前が好き。


俺と付き合ってくれませんか？」



小さい頃から好きだった婚約者、りょう。

馬鹿だしからかい上手だけど居心地のいい、てつや。


私の答えは──

クリスマスソング ─ Peketan→←ツンデレラ ─ Hajime

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