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『わ、このクッキーの詰め合わせかわいい！』
ut「んへへ……せやな、かわええな」
かわいいパッケージをしたお土産のお菓子をひとつひとつ見て回る。このバウムクーヘンあくたっちゃんにあげたら喜ぶかな。何を買おうか頭を悩ませているとぽんぽんと肩を叩かれた。
ut「Aちゃんこれみてや」
『ん？ ……あ、めっちゃかわいい!!いるかのキーホルダーだ!!』
鬱くんの握る手にはきらりと宝石の様に光るいるかのキーホルダー。ブルーとピンク、二つのカラーがあるらしいので鬱くんはブルー、私はピンクでお揃いにすることになった。レジへ向かってお金を払うと、鬱くんは嬉しそうにニマニマ笑った。
『お揃いだね、鬱くん！』
ut「んな、お揃いやね。……っふふ！」
『……よし、それじゃそろそろロビーの方戻ろっか！』
おみやげコーナーからみんなのいるロビーに戻ろうと歩き出せばまたもや手首を掴まれた。うしろを振り向けば案の定犯人は鬱くん。眉をたらして「っぁ、」と小さく声を零す。
『？……おみやげコーナー、まだ買いたいのあった？』
ut「いや、そうやなくて……その、えっと……」
『？』
ut「ま、まだ二人きりがええなぁ〜……なんて言ったら怒る……？」
頬をほんのりと赤く染め上げながら私の顔を伺うように見つめた。焦れったいこのストレートな愛に、胸のど真ん中がどっきゅん射抜かれる。きゅんと胸が跳ねて母性が反応した。
『うんうん！まだご飯まで時間あるしふたりでいよう!!』
ut「！ ……ふ、ふへへ……まだAちゃんのこと独り占めできるんや……」
ぎゅぅ、とうしろから抱きついて離れない鬱くん。肩に顔を預けている為、耳に吐息がかかって擽ったい。藍色の前髪を片手でよしよし撫でると猫のように甘えた声を鳴らす。
ut「でな、ずっと気になっとんやったんやけどさ」
『ん？どうしたの鬱くん』
すると段々ときつくなる両腕の力にあれ、と不安になる。ゾムくん程という訳ではないけれど、いつも優しく抱きついてくる鬱くんには珍しい力加減だった。一体どうしたのか顔を見やると鬱くんの深く真っ黒なサファイアと目があった。
ut「……この噛み跡、誰からつけられたん？」
『……え、』
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むぎちゃ。(プロフ) - 匿名ちゃんさん» コメントありがとうございます!!素敵な作品と言って貰えて嬉しい限りです！更新頑張ります〜!! (2022年6月28日 13時) (
レス) id: 67d81856a9 (このIDを非表示/違反報告)
匿名ちゃん - 最初からずっと読ませていただいてますが、とっても素敵な作品ですね！いつも楽しく読んでます。更新作者様のペースで頑張ってください！ (2022年6月26日 13時) (レス) @page1 id: 5fc4c4d6bd (このIDを非表示/違反報告)
むぎちゃ。(プロフ) - 幸＠ユッキー！の裏アカさん» 今日からパスワード外させて貰いました！待ってて下さりありがとうございます！✨ (2022年4月10日 22時) (レス) id: 67d81856a9 (このIDを非表示/違反報告)
むぎちゃ。(プロフ) - 和奏さん» 和奏さんお久しぶりです〜!!ハートが段々付けられて行くの見てました笑更新頑張ります！ (2022年4月10日 22時) (レス) id: 67d81856a9 (このIDを非表示/違反報告)
むぎちゃ。(プロフ) - 空白ちゃさん» コメントありがとうございます！これからも更新頑張ります(๑•̀ •́)و✧ (2022年4月10日 22時) (レス) id: 67d81856a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぎちゃ。 | 作成日時：2021年9月20日 21時
