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utside
gr「A、バケツ重いだろ。持ってやる」
『ぅえええ!!??っだ、大丈夫です！こんなの朝飯前です！！総統さまに持たせる訳には……っちょ、足速い！！』
廊下を歩いていると聞き覚えのある二人の声が聞こえた。会話を聞くに窓掃除で使っていた雑巾入りのバケツをグルちゃんが持っていくのと、それを止めるAちゃんらしい。
ut「おっと、危ないでAちゃん」
『っあ、ごめんなさい鬱さん！気を付けます!!……っそ、総統さま待てゴラー！！！』
転けそうになった所を腕を掴んで助けるときちんと礼をしてからグルちゃんを追いかけてった。
なんか、グルちゃん変わったな。前までやったらAちゃんにちょっかいかけて意地悪とかしてたのに。何故そんな突然変わったのだろうか。かれこれこんな甘い対応が一週間も続いている。
tn「おーおー……今日もやってんなぁ」
ut「……トンち」
tn「よぉ、大先生。書類の提出期限来週までやからやっとけよ」
ut「はぁい、……にしてもグルちゃん、なんであんなにAちゃんに甘々な対応になったんやろな？」
その時、トントンは一度あからさまに動揺した。自分は頭にクエスチョンマークが浮かぶ。何か、隠しているのだろうか。
ut「……え、なに、なんかあったん？」
tn「……大先生、知らんのか？」
ut「え!?なになに、分からんって！」
真剣な顔をして目を細めている。え、なんだ、病気か？余命があるのか？え、なになに怖いじゃんやめてよ！？
心の中で叫ぶ、この雰囲気から今すぐ逃げたい。
と、トントンの閉じていた口が、動いた。
tn「……グルさん、来月な、お見合いがあるねん」
ut「……え、お見合い？」
tn「……おん、結構前から決まっとったんや。各国の姫さんが集まって、優秀な人を選んで結婚する。……全て、国の為にな」
ut「……お見合いってことは、グルちゃんに嫁さんが出来るんか！ええやん！めでたいっ！」
なんだ、普通に良い事じゃないか。笑顔でそう思うと、トントンの悲しそうな瞳が目に映った。
tn「……おん、めでたい。けど、グルさんが好きな人は……」
ut「グルちゃんの好きな、人………っあ、」
そういう事か、全部理解してしまった。
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むぎちゃ。(プロフ) - ぴくぴくさん» ありがとうございます！最後は派手にやりましたねw (2022年1月29日 10時) (
レス) id: 67d81856a9 (このIDを非表示/違反報告)
むぎちゃ。(プロフ) - AYMさん» ありがとうございます！お見合いは絶対にぶっ壊すと決めていたので！wこれからも頑張ります！ (2022年1月29日 10時) (レス) id: 67d81856a9 (このIDを非表示/違反報告)
ぴくぴく - 完結おめでとうございます!最後の展開もとても素敵でした! (2022年1月24日 10時) (レス) @page45 id: e64c54ff5a (このIDを非表示/違反報告)
AYM - 完結おめでとうございますぅぅぅ！！(泣)ほんまによかったぁ結ばれて。マジでドキドキしました！でも、お見合いぶっ壊してくれること信じていました！これからも頑張ってください！ (2022年1月12日 7時) (レス) @page45 id: 74fcfd0a5e (このIDを非表示/違反報告)
菜月＿デコレ(プロフ) - やだぁ！久しぶりー！ (2021年12月19日 20時) (レス) @page29 id: 88aa71d916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぎちゃ。 | 作成日時：2021年3月9日 23時
