【あんスタ】私の彼氏が浮気してるところをアイドル科が目撃したらしい。

ないつが、私の彼氏と私が一緒に帰ってるところを目撃したらしい。 ページ25

一瞬時が止まる感覚。




それから




泉「はぁあ…？ちょ〜ありえないんだけどぉ……！！」

月「あいつぅ…！誰も見てないと思ってええぇ…がるるる…」

司「あああお姉様が！お姉様がっ！」

凛「うわあいつ兄者より無理なんだけど」(


嵐「いやあ！振り出しに戻っちゃったわぁ！！」


犬のように威嚇するやら睨みつけるやら、そしてあたしは絶叫するやらまたまたカオスになてしまったこの状況。
ただ補足として大声を出したらバレるので、さっきよりは静かという考えてみればさらにカオスな空間。

もうっあの彼氏さんが、急になんか大胆な行動するからまた四人あの駐車場の時みたいになっちゃったじゃない！デジャブっていうのよね？これ…

しかもいちごおれ飲んだ吐息女の子にかぶせるなんて信じらんない！絶対あれ牛乳臭いわよ！！


いろいろあたしがこの状況につっこんでいるも、彼氏さんはAちゃんを抱きしめて離さない。


時が経つにつれこの四人の殺意が増していくから速やかに離してほしいわあたしとしても。

そしてはやく帰らせてちょうだい！今日は疲れたから早く美容保湿パックをはって寝ちゃいたいの！


この状況のまま五分がたとうとした時。




和「………………ごめん。」



不意に彼が囁く。

また時が止まるような、感覚に陥る。

あの騒がしい五人がこの時だけは、誰一人として動かなかった。


けどそんなあたしたちに気づくことなく、その彼氏さんは謝るが最後Aちゃんに背を向け行ってしまった。





…よく、わからないわ。




なんだかあたしが複雑な気分になってしまう。



でも、それはあたしだけじゃなく


月「なんであいつ謝ってるんだ？」

司「なんだか…とても辛そうなFaceでした」

泉「なんであいつが辛そうなわけぇ？」

凛「……。」


この四人も動揺が隠しきれていない。





もし、もしも彼の謝罪が



自分の浮気に対して、だとしたら。


あたしは絶対に許せないわ。



そんな一言で許してもらおうなんてムシが良すぎるもの。

彼は、ただAちゃんの優しさにつけこんでるだけ。

Aちゃんは許してしまうかもしれないけど、少なくともあたしを含んだこの五人がきっと許すことはないわ。

それほど彼氏さんは、あたしたちのプロデューサーに酷いことをしたんだもの。


その罪をちゃんと受け止めて謝ってくれないと許せない。




今更謝ったって。


嵐「もう、無駄なのよ。」



あたしのその言葉は儚く路中に溶けた。

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