好きなんだって。 (ページ2)

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2話ページ2

田村「はい次ー！歌いたい人～？」

辻本「はい！！！」

A「すごいね(笑)」

小林「お前は何回歌うんですかぁ！？女の子たちにも歌ってもらお！？」

田村「そうだよそうだよ～。はい、じゃあ次は・・・さきちゃん！歌って？」

さき「え、いいの？」

辻本「聞きたい！」

さき「じゃあ、歌おっかな…」

さきは私の友達で、ちょっと内気な性格。

彼氏を作るとかじゃなくて、少しでも積極的な人間になれるように合コンに参加した。

さきが歌ってる間、豊くんが私の隣に座ってタンバリンで盛り上げていた。

小林「Aちゃん、そこのメニュー取ってもらってもいい？」

A「あ、うん！どうぞ！」

小林「ありがとう！何か食べる？」

A「んー・・・ポテト食べようかな」

小林「わかった！じゃあ俺はたこ焼きたのも～っと♪」

辻本「俺チャーハン食う！」

ななか「私は、ポッキーにしようかな！」

田村「お！合コンぽいわ(笑)俺みんなから少しずつもーらお！」

小林「うわ！ずるいわぁ(笑)」

カラオケで盛り上がり、夕方になった。

私は元々持っていた豊くんの連絡先に加え、2人の連絡先も交換。

あ、そういえばこれを読んでる人には言ってなかったんだけど、全員同じ学校で、私たち女子3人は同じ部活。

そのOGが、豊くんのお姉ちゃんってわけ。

合コンって他校の人とやるものだと思ってたけど、違うんだね・・・(笑)

楽しかった時間は終わり、田村くんが家まで送ってくれることになった。

なんで知り合いの豊くんじゃないかって、田村くんが家近いことが発覚したからです(笑)

田村「Aちゃんどれくらい彼氏いないの？」

A「1年くらいかなぁ？」

田村「へぇ！俺も1年くらい！飢えてるんすよ～」

A「そうなんだ(笑)だから合コンしたのか！」

田村「そう！友達と遊んでばっかりなのも男臭くて(笑)」

A「でも、田村くんって女の子といるイメージ…」

田村「俺が女の子と仲良いからかな？(笑)」

A「フレンドリーだもんね！いいことだよ！」

田村「でも俺、好きになったらちゃんと一途だよ？」

いきなり足を止めて、私の方を見た。

田村「君のことも、好きになったら君しか見えない」

A「一途ねぇ……！浮気する人好きじゃないから嬉しい」

田村「ま、俺がAちゃんを好きになったらだけどね！」

A「好きになってもいいんだよ？」

ちょっと、田村くんで遊んでみた。