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｢ねえ、コナンくん･･･
どうしたらあの人たちに会える？｣
ギリ、と両手に力が入る
｢Aさんはそれを聞いてどうする気なの？｣
それは自分でも分からない
許せない、憎い。憎い。
今はただそれだけの感情しかないから。
ハッとした。
例え中身は高校生でも今目の前にいるのは小学生。
このまま我を失ったまま感情に任せて喋っていては今までの苦労が無駄になる。
何より私はまだ病気の治っていない高校生。
普通の高校生よりも遥かに弱い。
このままコナンくん達と一緒にいるほうがまだ現実的か･･･
｢ごめん。私らしくないね。｣
私でもこんな感情を持つことがあるんだ･･･なんて苦笑してしまう。
握っていた拳は強く握りすぎて少し血が滲んでいた
｢･･･少しは落ち着いた？｣
テーブルの上のティッシュを1枚取り私の口元で抑えながら聞いてくる。
どうやら両手だけじゃなくて唇も相当強く噛んでいたらしい。
冷静になってみると少しずつ手のひらの痛みと唇の痛みが襲ってきた。
｢う･･･いう゛っ･･･いたい･･･｣
まったく、と溜息をつきながら口元の血を拭ってくれるコナンくん
｢ねえ。Aさん。
最初の質問の仕方とか聞いてると
やっぱり貴方は記憶が無いんだよね？｣
･･･答えるべきか否か。
｢答えて。Aさん、お願い。｣
･･･必死だねえ･･･感情論で説得するなんて･･･
頷く。
｢あとは今度話すよ。今日は帰りな。｣
外はもう日が暮れかかっていた
玄関先に出たコナンくんのメガネが夕日に煌めいた
無言で走り出したコナンくんの右手の中には小さく折り畳まれた紙が握られていた
｢綺麗だなあ｣
じんじんと熱く痛む両手の平を夕陽に透かしただ見つめていた
アスファルトにぽつ、ぽつと丸い染みが増えていく。
ー本当に。
綺麗な空ー
ガシッ
夕日に染まる両手が不意に掴まれる
｢本当に。綺麗ですね｣
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ぷちゃ(プロフ) - 桜さん» えっ？！？！？！私ですか？！？！そこそこです！！（黙れ）ありがとうございます！投げﾁｯｽしときましょか！？ (4月27日 9時) (
レス) id: ff74992131 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - これ主人公が可愛いんじゃなく手作者が可愛いだろ。好きです。 (4月15日 21時) (レス) @page39 id: 61f4292cce (このIDを非表示/違反報告)
唯一無二(プロフ) - 澪々さん» その膝(心)、笑ってるね？って言いたくなりました！ツボに入ったようで何よりです！ (2022年5月29日 22時) (レス) @page3 id: ff74992131 (このIDを非表示/違反報告)
澪々(プロフ) - ごめんなさいwww漁ってたんですよ、膝が笑うは分かります。膝が爆笑www僕が爆笑ですよwww (2022年5月8日 12時) (レス) @page10 id: d400c2c0a7 (このIDを非表示/違反報告)
唯一無二(プロフ) - まじでお待たせしてしまい申し訳ないです！ちょいちょい時間見つけて書きますので暇つぶしに見てってください！！！ (2021年1月4日 0時) (レス) id: 03c7f6f80c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷちゃ | 作成日時：2017年3月7日 16時
