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“人間は九ヶ月かけて生きる準備を整えるが、人間を 死 に導くには一瞬の間しか必要としない”
昔、どこかの本で読んだ。
確かにそうなんだけど、改めてこう書かれると不思議なものだなあ、くらいにしか当時は思わなかったけれど。
実際に私はその一瞬を体験してしまった。
誰にも感謝の気持ちもお別れも言えないままに。
このままここに居てもいいのだろうか。
何も無い私はまた気がついたらー
・
「・・・!Aさん!」
・・・安室さん・・・?
えっえっなんでここに安室さんの顔があんの?!?!?!?
なんで?!えっ???????
「こんな高クオリティな顔どこに売ってんの・・・?」
「くっ・・・っふふふ、笑わせないでください」
・・・アッこれやらかした
安室さんご本人様のお顔だったわ完全に寝ぼけてた
「ほらもう、起きてください!朝ごはんは僕が勝手に作っちゃったんで。」
そう言って私の被っていた布団を引っ剥がす安室さん
えっ引っ剥がすの・・・??あの安室さんが???????
なんのご褒美ですか?????
・
黙々と安室さんが作ってくれた朝ごはんを食べていると安室さんが微笑んでこっち見てくるので何事かと思ったらぼそっと「可愛いなぁ」って言ってた
心の声が漏れてますよお兄さん。
・
「ご馳走様でした」
手を合わせて食器を片付けていると安室さんが後ろに来て くい、と服の裾を引っ張ってきた
「その、昨日は踏み込んだ質問をしてしまってすみません」
「?!?!?!?かわっ・・・」
えっ可愛すぎない?!?!?!?
無理尊い
ええぇぇええなんでそんなに可愛い仕草ができるの安室さん!!!
どこで覚えてきたのさ?!
その仕草にキュンキュンしない人間なんていないだろうよ勿論私も例外ではないさ
「川・・・?」
きょとん、とした顔でこちらを見て“川”とか言い出す安室さん
いや違うわ完全に心の声が漏れてたんだこれ
「いえ、えっと、気にしてないでs「嘘」」
「いやほんとに気にしてn「嘘ですよね」」
なぜ遮るんだね君は。
私君に何かしたか?
「だってAさん、うなされてました」
・・・エッ待ってそれってつまり私が寝てるのしばらく見てたとかそういう感じですかね安室さん????
たしかに昔の夢は見てたけど、でもなぜそれが安室さんのせいってなるんだよ・・・
「エッいや、うなされることなんて誰だってあるんじゃ」
「・・・いいんです。僕が謝りたくなっただけなんで。」
えっなにそれ
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ぷちゃ(プロフ) - 桜さん» えっ?!?!?!私ですか?!?!そこそこです!!(黙れ)ありがとうございます!投げチッスしときましょか!? (4月27日 9時) (レス) id: ff74992131 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - これ主人公が可愛いんじゃなく手作者が可愛いだろ。好きです。 (4月15日 21時) (レス) @page39 id: 61f4292cce (このIDを非表示/違反報告)
唯一無二(プロフ) - 澪々さん» その膝(心)、笑ってるね?って言いたくなりました!ツボに入ったようで何よりです! (2022年5月29日 22時) (レス) @page3 id: ff74992131 (このIDを非表示/違反報告)
澪々(プロフ) - ごめんなさいwww漁ってたんですよ、膝が笑うは分かります。膝が爆笑www僕が爆笑ですよwww (2022年5月8日 12時) (レス) @page10 id: d400c2c0a7 (このIDを非表示/違反報告)
唯一無二(プロフ) - まじでお待たせしてしまい申し訳ないです!ちょいちょい時間見つけて書きますので暇つぶしに見てってください!!! (2021年1月4日 0時) (レス) id: 03c7f6f80c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷちゃ | 作成日時:2017年3月7日 16時