24 ページ24
『安室さん、お会計お願いします』
サンドイッチを食べ終わって蘭たちとの会話にも一段落ついたところで帰ろうかなと思い席を立つ
「はい!かしこまりました」
・
ポアロを出て家への道を急ぐ
ふとスマホの時間を見ると9時を回っていた
長居しすぎたな
でもこのまま帰るのもなんか嫌だな、よし回り道&寄り道しよう★
なんて言ったって私は暇人だからな
・
そんなこんなでやってきました近くの公園
ブランコは冷たい風に揺れている
それを横目に見ながらベンチに腰掛ける
『なんか夜の割に明るいな・・・って、ああ
今日は満月か』
ふと空を見上げると満月が優しく辺りを照らしていた
はぁ・・・涼しい・・・ここで寝たい・・・
ああ、瞼が落ちてくる・・・
「今夜は満月ですか・・・
月が綺麗ですね、Aさん」
あの、ちょっと待ってね
私の脳みそがこの状況に追いつかない
そろ・・・と振り返るとそこには眼鏡をかけたお兄さんがいるじゃないか(^ω^)
えっ、何でいるの????
家でバーボンでも飲んでろよイケメン
『何故ここに沖矢さんが』
はっきり言ってお前の登場で眠気冷めたわ
帰りたい
「散歩です」
ニコニコしながら答える沖矢さん
続けて「今お帰りですか」と無難な会話が繰り広げられる
『じゃあ、私帰りますね』
「ああ、それでしたら送っていきますよ
夜の女性の独り歩きは危険ですから」
私みたいなブスに危険なんてねえよ馬鹿野郎
心の中でぶつぶつ言いながら沖矢さんの背後を歩く
ちょっとちょっと、お兄さんめちゃくちゃいい身体してんじゃないっすか・・・
がっしりして・・・こりゃ世の女性も落ちる訳だわ
私安室さん推しだけどこれは
『抱き着きたくなる背中だわ・・・』
「?僕の背中が、ですか?」
なんで私の心の声に返事してんだアンタ
怖すぎ
「声、出てましたよ」
アッやらかした
『あ、あはっ・・・
いやあ、いい肉付きだなあと』
あ、まってこれじゃ変態じゃん詰んだわ
「ところでもう遅いですけどご飯はもう済ませたんですか?」
スルーしやがったこいつ強い
『あっ、はい、今日は作る気にならなかったので』
何にしろ助かった。
ただしこれからは沖矢さんに変態として見られること間違いなしだがな!つらい!
・
『沖矢さん、わざわざ送ってくれてありがとうございました』
玄関の前で別れを告げる
「いえ、・・・あ」
えっ何、えっ何で私沖矢さんに抱きしめられてんの?
これどういう状況?
6545人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぷちゃ(プロフ) - 桜さん» えっ?!?!?!私ですか?!?!そこそこです!!(黙れ)ありがとうございます!投げチッスしときましょか!? (4月27日 9時) (レス) id: ff74992131 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - これ主人公が可愛いんじゃなく手作者が可愛いだろ。好きです。 (4月15日 21時) (レス) @page39 id: 61f4292cce (このIDを非表示/違反報告)
唯一無二(プロフ) - 澪々さん» その膝(心)、笑ってるね?って言いたくなりました!ツボに入ったようで何よりです! (2022年5月29日 22時) (レス) @page3 id: ff74992131 (このIDを非表示/違反報告)
澪々(プロフ) - ごめんなさいwww漁ってたんですよ、膝が笑うは分かります。膝が爆笑www僕が爆笑ですよwww (2022年5月8日 12時) (レス) @page10 id: d400c2c0a7 (このIDを非表示/違反報告)
唯一無二(プロフ) - まじでお待たせしてしまい申し訳ないです!ちょいちょい時間見つけて書きますので暇つぶしに見てってください!!! (2021年1月4日 0時) (レス) id: 03c7f6f80c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぷちゃ | 作成日時:2017年3月7日 16時