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「ねぇ、いつまでここに突っ立ってるの?」


「えっ、あ…」



急に二人きりにされると、緊張して何も出来なくなる。



「あっ、かき氷食べよ!」



夏の暑さか、緊張か、暑くなってきた。



一歩 前に出た時



「っ、た…」


「なに、どうしたの」


「あ、ううん!なんでもない」





慣れない下駄のせいで、少し足が痛い。

でも、こんなタイミングでそんなこと言えるわけない。





「…何味がいいの」


「え?…いちご、食べようかな〜って、思ってるけど…」


「分かった、待ってて」




蛍は私を置いて行ってしまった。
















「蛍 遅いな…」




この辺にかき氷 無かったっけ…。




「ねぇ、君一人?」



近くの塀に軽く腰掛けていると声を掛けられた。



「俺のこと、知ってる?」


「…青城の、及川さんですか…?」


「やーっぱ俺 有名なんだー!」



蛍から話には聞いてた及川徹さん。


結構 女の子に声かけたりしてるらしい。



「ねぇ、一人なら俺と回らない?奢るから!」


「あ、いや、私 待ってる人いるんで…」


ここで蛍の名前を出したら余計興味持たれそうだし、何より蛍に怒られる……っ!




「ね、名前教えてよ!俺 及川徹!」


「いや、知ってます…」


「あっ、そっかー!」







「…あの」



上から聞きなれた声が聞こえた。



「帰ってもらえませんか」



声は冷静を装っているけど、多分、内心 怒ってる。



「あ〜、そーゆーことね〜」


ニヤニヤと私たちを交互に見る及川さん。



「クソ及川!勝手にどこほっつき歩いてんだ!」

「い、岩ちゃん…!!」


よかった…及川さんを制する人がやっと現れた。


「お、烏野の一年じゃねぇか。すまんな、迷惑かけて」

「いえ」



首根っこを掴まれた及川さんは「連絡先〜…」と言いながらズルズルと引きずられて行った。













…あ、殴られた。

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設定タグ:ハイキュー , 月島蛍 , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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じゃこたま(プロフ) - うぅ…0時ぴったりにあげようと思ってたのに…うぅ…(;_;) (2019年9月27日 23時) (レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
じゃこたま(プロフ) - まこさん» わああありがとうございます!自分の好きなように書いてて、こういうお言葉を頂けるのはとても嬉しいです…!! (2019年9月23日 20時) (レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - すごく可愛いお話ばかりでキュンキュンさせていただきました。素敵な作品に出会いました。ありがとうございます! (2019年9月17日 13時) (レス) id: 8ab948ac9c (このIDを非表示/違反報告)
じゃこたま(プロフ) - めぐみるくさん» ありがとうございます!更新怠らないように頑張ります! (2019年8月30日 0時) (レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみるく(プロフ) - うわぁああああああありがとうございます!!!!神ですもう流石すぎます!!!!これからも応援してます!!!!!頑張ってください!!!!!! (2019年8月29日 22時) (レス) id: b734a4fc0a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:じゃこたま | 作成日時:2019年2月7日 5時

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