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「こんな性格悪い人を、みんなよく好きになるよね」
「それは君でしょ」
不意をつかれ、言葉が出ない。
「…で、その袋の中身、
僕以外にあげる予定だったとしても
さっきの衝撃で中 ぐしゃぐしゃなんじゃない？
僕が貰ってあげるよ」
「…やだ、こんなのあげたくない」
そう。絶対に。
「こんな、かっこ悪いの、あげたくない。
作った時みたいな、綺麗なの、渡したいのに…！」
もう感情がぐちゃぐちゃ。
「……好きな人に、あげるんだから…っ！」
もうどうにでもなれ…！
「だから、貰ってやるって言ってんの。
気付きなよ」
今までガラ空きだった背中が、急に温かくなった。
その時、ふ と力が抜け、袋を取られた。
「あっ！ちょ、返してよ！」
「どうせ僕にあげる予定だったんでしょ」
「そっ？！…れは…そう、だけど……」
後ろからガサガサと袋を開ける音がする。
こんな予定じゃ無かったのに…。
「…なにこれ」
恐竜とか、ケーキとか、お花とか、
せっかく綺麗に作ったのになぁ。
「どーせぐちゃぐちゃですよーだ。
食べたくないなら捨てて帰れこの悪趣味！」
思ってもいない言葉ばかりが出てくる。
「…君のこと 好きになるなんて、
ほんと悪趣味だよね。
自分でも呆れる。」
「からかわないでよ」
「本気」
顔は見えないけど、どうせ笑ってる。
余裕たっぷりかよ。むかつく。
「ん、味は悪くないんじゃない？
君のなら、手作りでも食べてあげるけど」
「素直に美味しいって言え」
「僕がそんなこと言うと思う？」
いいえ、全く。
ドアを背にして、向かい合う。
そして、精一杯の背伸び。
ゼロ距離の唇。
「…言葉が、だめなら……
態度で示してよね」
「…は？」
珍しく固まっている月島くん。
勝った。
……と油断していた。
じゃあ、と急に抱きしめられ、
耳に口が当たりそうになる。
「僕は、その程度じゃ収まらないけど、いいの？」
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じゃこたま(プロフ) - うぅ…0時ぴったりにあげようと思ってたのに…うぅ…(；_；) (2019年9月27日 23時) (
レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
じゃこたま(プロフ) - まこさん» わああありがとうございます！自分の好きなように書いてて、こういうお言葉を頂けるのはとても嬉しいです…！！ (2019年9月23日 20時) (レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - すごく可愛いお話ばかりでキュンキュンさせていただきました。素敵な作品に出会いました。ありがとうございます！ (2019年9月17日 13時) (レス) id: 8ab948ac9c (このIDを非表示/違反報告)
じゃこたま(プロフ) - めぐみるくさん» ありがとうございます！更新怠らないように頑張ります！ (2019年8月30日 0時) (レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみるく(プロフ) - うわぁああああああありがとうございます！！！！神ですもう流石すぎます！！！！これからも応援してます！！！！！頑張ってください！！！！！！ (2019年8月29日 22時) (レス) id: b734a4fc0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゃこたま | 作成日時：2019年2月7日 5時
