ぶりっ子 １ ページ3
＊
＿＿＿というのが、私の【前世】である。
『…………っは！！！』
やばい、やばい。
頭の中を埋め尽くすのはこれだけだった。
清潔感のある真っ白な布団の中で、私は頭を抱えた。
なんか頭に包帯がある気がしないでもないが、この際どうでもいい。いまはこっちの方が重要だ。
今世の私の名前は 胡蝶 A。
これで察した人がほとんどだろうが、私は鬼滅の刃の世界に転生していた。
だがしかしそれだけではなく、私は胡蝶しのぶの実の妹になってしまっていた。
｢あら、起きたんですか？｣
『ひえっ』
誰かに毛布を剥ぎ取られ、思わず枕に顔を埋める。当の本人は布団を片手に｢あらあら｣と呟いている。
どうしよう、声でわかっちゃう。
そんでもって、冷や汗が止まらない。
｢久々に戻ってきたかと思えば、気絶したまま運び込まれてきて……どれだけ色々な人に迷惑をかけたと思っているんですか？｣
『……』
｢柱の言葉を無視するとは随分偉くなったものですね。なにかいうことがあるんじゃないですか、A？｣
『……ご迷惑をおかけしました。
治療、ありがとうございます』
さっきよりも少しばかり低くなった声音にこれは無視したらやべえやつだと感じ、意を決して顔をあげた。
ベッドの横で微笑んでいたのは(ただし目は笑っていない)蟲柱であると同時に私の実の姉、
｢分かればいいんです｣
胡蝶 しのぶだった。
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菜々(プロフ) - 桜咲氷雨さん» ありがとうございます、お楽しみにしててください！！！ (2020年2月18日 18時) (
レス) id: 01635a8a59 (このIDを非表示/違反報告)
桜咲氷雨 - 成る程､そうだったんですね！獪岳は最推しなので登場する時を心待にしていますね｡ (2020年2月18日 18時) (レス) id: e8605f2b60 (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - 桜咲氷雨さん» 獪岳は、もう鬼殺隊に入っている、という設定になってます...！獪岳は私も好きなので、これからの物語に出せたらいいなと思ってます！！ (2020年2月18日 17時) (レス) id: 01635a8a59 (このIDを非表示/違反報告)
桜咲氷雨 - いつも楽しみにしているんですが一つ御聞きしたい事が､あります｡あの獪岳は登場しないんですか？ (2020年2月18日 17時) (レス) id: e8605f2b60 (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - RIKOさん» コメントありがとうございます！一日の楽しみにして下さっているんですか！！？何たる幸せ...。続編なんてパパっと作っちゃいますよ！！お楽しみにッ！！ (2020年2月15日 23時) (レス) id: 01635a8a59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々 | 作成日時：2020年1月23日 17時
