【文豪ストレイドッグス】【鬼滅の刃】敵の異能で飛ばされたので取敢ず呼吸法を身に付けよう。 (ページ4)

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中也に怒られるぅぅぅー！ページ4

自分はそう、中二病だらけの台詞を述べ終わると、思い切り剣を横に振った。自称鬼の懐に間合いを詰め乍ら、頚を狙って。

ピチョン、と自分の頭の中で滴が水溜まりに落ちる音がする。理由は知らないけど最終形態を使う時は必ず此の音がするんだ。

気付けば私の剣は確り自称鬼の頚を通り、自称鬼の頚と胴体は綺麗に仲違いしていた。

だけど、私の最終形態は此れで終わりでは無い。

其の侭剣を仕舞わずに、斬り終わった体勢で居ると剣が毒々しい緋色に輝き始めた。

其の光は先ず私の体を通過する。

『カハッ………』

地面に、大量の血が落ちる。自分の血だ。

私の異能の最終形態のデメリットは此れだ。

此の最終形態を使えば数㍑は吐血する。

だから中也や森さん、条野さんや社長にはなるべく使うなって云われてる。無断で使う度に怒られる。多分今回も怒られるかなー？アハハー(白目)

まぁ今回は少ない方だから放っておいても大丈夫だと思う。

だけど、どっちみち体から力が抜けていく。

けれど、此処で倒れては最終形態を発動した意味がない。

自分は歯を食い縛って立ち続ける。

光は続いて自称鬼の頚と胴体を包み込むように広がった。

少しすると、光は急激に小さくなり、コロン、とちっちゃな紅い玉になる。

今斬った敵の体と頚は何処にもない。玉の中に閉じ込められたんだ。

自分は其の地面に落ちてた紅い玉を2つ、拾い上げると暁昏の刀身に押し付けた。

暁昏は押し付けられた玉を淡く発光させて、刀身に取り込んだ。

『………ふぅ。』

此れで、私の異能の最終形態は終了。

口元を拭って剣を鞘に仕舞う。

却説、自分は此れからさっさと此処からおさらばしたい。

其の為には如何すれば善いか………

と、考える自分に目の前に写ったのは大きな崖。

其の崖を見て自分はピコン、と1つの考えに辿り着いた。

何だと思う？フフ、其れはだね………

『此の崖いっちょ上るか！』

と、云うことなのであーる！ハッハッハッー！(バカ)