２：ｈｍ（★） ページ2
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ペットボトルを手渡し、しげちゃんに淳太が起きたことを報告しようとスマホをいじっているとむすっとした熱視線を感じてベッドに目を向けると淳太がまるでじゅんたのようにポカ○のペットボトルを差し出してぶっきらぼうに開けろと促す。子供じみた屁理屈はいつものことだから幼児退行ではないけれど行動といい、表情といい、少し幼さを感じて心がざわつく。
紫「〜〜っわ、しげちゃんや。はいはい？」
赤『淳太おる？大丈夫そ？ちょっと代わってや！』
黄「聞こえてるで。しんどいけどまあなんとか…」
赤『巻き巻きで終わらすから！治しといてや！？』
黄「あーはいはい。善処しまーす。ほなね。」
電話口でまだしげちゃんが何か言ってるのもお構いなしで終了のボタンをタップした淳太はいたずらが成功した子供のように笑って布団に丸まった。
紫「いじわるも大概にしときや、あとが怖いで〜」
黄「そん時は�陲舛磴鵑�助けてくれるんやろ？」
布団からちょこっとだけでている目元を細めて儚げにほほえむとそのまま目を閉じてすやすやと小さく寝息をたてはじめ、夕方一度目を覚ましたあとは翌朝まで起きることなく眠り続けた。
つまり。
青「うーわっ…機嫌悪ぅ〜！」
赤「うるっさいねん、こっち見んなボケが！」
あの通話以外で起きてる淳太に出くわせていないしげちゃんはご機嫌ななめで昨日たまたまタイミングよく帰ってきて淳太としゃべれた流星に八つ当たり中。
青「こんな人形みたいに綺麗に寝られて、じゅんたのほうがあんだけ元気やと消えちゃいそうでなんか不安にな……あっ」
誰しもが思っていたけど、くちにするのが怖くて言えなかった不安をぽろっとこぼしてしまった流星に痛いくらいの視線が集まり、…ごめん。とバツが悪そうに謝る流星にしげちゃんなんて掴みかかる勢い。
「しげあーそーぼっ」
赤「あー…えっと…」
「んんんーっ！しげーっ！」
緑「気分転換にじゅんたと遊んできぃや」
「はまちゃんも！」
床に座ったまま動かないしげちゃんの腕をじゅんたが引っ張るけどびくともせず、負けず嫌いのじゅんたに火がついてしまい顔を真っ赤にして引っ張っているとこに神ちゃんが助け船を出す。
紫「気持ちはわからんでもないけどもうちょっと明るくしとらなじゅんたが拗ねてまうでー」
赤「…�陲舛磴鵑呂匹�思う？」
心ここに在らずでじゅんたの相手をしているしげちゃんの背中を叩くとぽつりぽつりと思いを紡ぎはじめた。
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作者名：26 | 作成日時：2021年10月29日 1時
