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カルテ3:茂庭要3 ページ10

A「とりあえず落ち着こうか。はい深呼吸」

茂庭くんが「ヤバいアイツらの将来が心配すぎる。もう俺が留年するしか…」

と言いだしたので一旦落ち着かせる。

そこまでするともうヤバいな。

逆にどんな後輩なのか見てみたいわ。

A「てか茂庭くんが心配性すぎるよね」

茂庭「アイツら放っとけないんですよ……はは」

中空を見、悟ったような顔でそういう茂庭くん。

おいおい。ストレスで胃に穴が空くどころか死んじゃうんじゃないか?

A「茂庭くん!一旦後輩の子たちのことは忘れろ!そしてコーヒーを飲め!」

話を無理矢理打ち切り、ずいっとコーヒーを差し出す。

茂庭「そうですよね…俺ってば思いつめ過ぎちゃって」

ズズ…とコーヒーを飲む茂庭くんの顔はさっきより随分と穏やかだった。ふぅ。

A「まあでもあれだな。君の後輩くんは幸せだと思うよ?」

茂庭「そうですかね?」

茂庭くんが不思議そうに首を傾げる。

A「そりゃこんなに自分のことを考えてくれる主将がいるなんて恵まれてるとしか言えないだろ……気づいてるのかどうかはさておき」

茂庭「そうですかね…?」

A「私だったら嬉しいけど?」

茂庭「そうなんですか?」

A「まあ私は学生時代は部活に入ってなかったけど…そういう悩み持てるのはちょっと羨ましかったりする」

茂庭「……ふは。そうですか」

なぜか口もとをゆるめニコニコと笑う茂庭くん。

A「まあでも、今みたいにストレスは吐き出した方が良いよ。誰かに話すだけで、気分は和らぐ」

茂庭「…確かに」

うんうんと頷く茂庭くん。

A「君は特に抱え込むタイプと見た。いつでも聞いてあげるから吐き出したくなったらおいで」

茂庭「……良いんですか?」

A「何言ってんの。大人に甘えられるのは今のうちだぞ?思う存分甘えなさいっての」

すると茂庭くんは目をぱちぱちとさせ、

茂庭「この年で甘えても良いって言われるとは…」

A「君はまだまだ子供なんだから甘えられるうちに甘えときな。後悔するぞ?」

茂庭「それ…経験談ですか」

A「うん。今でもあーあの時に甘えとくんだったな〜って後悔してる」

茂庭「じゃあ…ここに甘えに来ても良いんですか?」

少し不安そうに聞いてくる茂庭くんに私は笑顔で「当然!」と答えた。

氏名:茂庭要(♂)

お悩み:2年

解決方法:カウンセリングルームにて相談兼愚痴聞き

茂庭「……あんな美人な人に甘えても良いって言われるとは…」

茂庭「勘違いしそう…」

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伊達工大好きガール - A高校のkくんてwwwもう名前出ちゃってるwww (2019年7月24日 21時) (レス) id: e0d5dcd5ab (このIDを非表示/違反報告)
結心(プロフ) - 伊達工大好きガールさん» コメントありがとうございます!!更新がんばらせていただきます!!伊達工いいですよね!! (2019年7月16日 21時) (レス) id: 329f25863c (このIDを非表示/違反報告)
伊達工大好きガール - ここのカウンセリング室で茂庭さんに会いたい← 更新頑張ってください!! (2019年7月16日 20時) (レス) id: 0b7b0cbb68 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:結心 x他1人 | 作成日時:2019年7月12日 17時

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