高望みなんてしないから、

フォー ページ5

？「アンタが貴嶺さんか？」


翌日の昼休みの事。


治の隣にもう1人治が。え、何なん。ついに友達が欲しすぎるあまり幻影が…！？「おーい」
………いやでも治がもう1人増えたところで意味無くない？？「おーい！」やってうちが欲しいんは女の子の友達やし。「おい！」治増やしてどうすんねん、うち。


？「え、なあ無視されてんねんけど」


治「俺が増えた事に動揺しとんのやろ」


？「え、俺ら学年で1番有名言うても過言や無い双子やで？？」


治「それは過言や」


2人居るてことは…クローン！？………いやそれは流石に有り得へんか。…てことは双子？


A「え、治て双子なん！？？」


治「今更かい」


？「ていうか第一声がそれかい」


2人に突っ込まれた。ていうか良く見れば


A「全っ然似てへん」


？「何なんこの子。失礼やな」


A「なあ治双子連れてきてどうすんの？うち欲しいんは女子の友達やで？女装でもさすん？」


治「いやそれは普通にキモいし。ていうか身内の女装とか見たないし」


？「俺かてやりたないわ！！」


ホンマに何で来たん。


治「昨日言うとった乙女心のスペシャリストや」


侑A「そうなん！？」


え？


侑「俺なんも聞いとらへんねんけど」


それやったら、スペシャリストでもなんでもないやん。ただのチャラいやつやん。

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