高望みなんてしないから、

ツー ページ3

治「…急に叫ぶなやビックリするやん」


A「せやかて、何でなん！？」


お昼休みに呼び出されたあと、教室に戻るなり隣の席の宮治に愚痴った。


やって女の子の友達居らへんねんもん…


クラスでちょっとは話す子居らへんのかって？…居ったらその子んとこ行くわ！


クラスの人(男子も女子も)はうちの子と遠巻きに見てて話しかけてくる子は1人も居らん。


ちゃうねん陰キャやないねん。友達は欲しいめっっっちゃ欲しい。せやけど誰も話しかけてくれへんし。うちは人見知りするから自分から話しかけるなんて無理。


しょうがないから隣の席のまあまあ話してくれる治にいっつも愚痴る。いつもありがとお。


A「治いつもありがとおな」


とりあえず感謝の気持ちを伝える。


治「どういたしまして？」


はあ。友達欲しいわ。いや治が嫌なわけやない。話聞いてくれるし、適当に相槌もうってくれるし、まあウンウン言うてるだけやねんけど。


A「女の子の友達ほしすぎてヤバい…」


治「自分から話しかけーや」


A「人見知り舐めんなや」


治「え、おん？」


ていうかなんでこんなに遠巻きに見られとんの？もっとフレンドリーに来てや！！話しかけてくれたらめっちゃおもろい事返せんのに！


A「治ー友達紹介してー」


治「角名でええか？」


A「…だれ？」


治「…お前のそういうとこがアカン」


サラッとディスられた。

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