迷い子パート2 ページ6
「…お…き…!!……起きて!!」
「ン…ゥ…?」
誰かの声で目が覚めた。
「Aおきて!!お出掛けするわよ!!」
あぁ、なんだエリスか
「お出掛け?」
「そうよ!だから早く着替えて!」
早く早くと急かされ急いで起き上がる
「な、此れは」
エリスから渡されたのは、ロリータ服とブラックカードだ。
ロリータ服は百歩譲って納得だけど(リンタロウの性格からして)ブラックカードってなんだ、金持ちだなおい。
「そう云えばリンタロウは?」
「リンタロウは来ないわ!2人だけで行くの!リンタロウと何て絶対厭!」
キッパリと云うエリス
なんかリンタロウが可哀想…
「まぁ、いっか。行こ!」
服に腕を通しながらそう云った。
「エリス嬢…?」
ポートマフィアのビルから出る時声をかけられた
正しくは…エリスにだが
「あ、アクガワ!!」
知り合い…と云う事はマフィアの人か
「どちらにお出掛けで?」
「Aの服を買いに行くの!!昨日リンタロウと此処に連れて来たの!!」
アクガワは納得したのかあぁと云う顔をした
「Aと云います。」
こんにちはと云い少し頭を下げる
「僕は芥川 龍之介と云います。以後お見知り置きを」
すると、芥川さんは私以上に頭を下げてきた。
なんか偉い人になったみたい(白目)
「じゃあ。挨拶をも済んだし行くわよ!!」
「A!こっちこっち!ほら早く早く!」
今は街中私に必要な物
云わば生活必需品を
エリス共に買って回っていた
もう随分買った
服に靴下、歯ブラシやハンカチと色々
「エリス〜充分に買ったからもう帰……エリス?!」
もう疲れたなと思いエリスに声を掛ける
隣を見ると其処に居たはずのエリスが居なかった。←
あれ、なんかデジャブ←←
「エリスー?エリス〜?!」
此れは不味い
探そうにも、今のチビな私には無理だ。
暫く名前を呼んでいたが一向に見つからない。
どうしようかと、考え始める。
電話は…無理だ電話番号しらねぇ
それ以前にスマホ持ってない…
暫く此処に突っ立ったっと
目の前に影が出来た
「あら、あなた?お母様は?」
声を掛けられバッと顔を上げる
「か、」
「か?」
「可愛いですわー!!!!」
「」←
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作者名:普羅 | 作成日時:2017年8月30日 17時