第9話 ページ10
〜放課後〜
ツナ、獄寺、山本、炎真は勉強会をしていた
獄寺「十代目！ここはこうです！」
ツナ「え？え〜っと…」
山本「なるほど！こうやんだな！」
炎真「…？」
確か山本は授業中寝てるから授業は分かんないけど、地頭がいいからちょっと聞いたら分かる、みたいなこと言ってたな…
今も春休み中野球三昧で勉強なんて全然してなかったけど、今の獄寺の説明で分かったって感じだろうなあ
それに対してツナと炎真は普通に分かってなさそう…
まあ二人は勉強が苦手だしね…炎真のそういうところもいいよね！
A「…いいんだけどさ」
炎真「え、Aさん何か言った？」
A「いや、何も言ってないよ！」
いいんだけども、何故私まで…
時間は終礼が終わったばっかの時に遡る
炎真「Aさん、今から用事とかある？」
A「ないけど、どうしたの？」
炎真「あ、あの、ツナ君たちと勉強会やるんだけど、Aさんに勉強教えてほしくて…」
そう言って炎真はチラチラと獄寺の方を見て、私は全てを察した
そうだよね、獄寺見た目不良だし中身も不良だし怖いよね、炎真不良苦手だしね
獄寺はツナには優しいけど多分炎真には詳しく教えないだろうし、かと言ってアーデルたちに聞くのじゃなくツナたちと勉強会したいよね
炎真「いい…？」
A「うん、私も復習とかしたいしじゃあ混ぜてもらってもいいかな？」
結論から言うと全部私が悪いです
だって、私の知ってる炎真がそこに…！
転生してから何かぐいぐい積極的な炎真ばっか見てたから懐かしの炎真がいるって感じで…一周回ってギャップ萌えみたいな感じで…
というか、放課後炎真に勉強を教えるってシチュが私には大好物というか憧れというか…！
だって炎真の夢女だから…！きっとツナを好きな人もそれは同意してくれると思う…！好きな人がちょっとバカだったら教えてあげたいじゃん！それでキラキラした目でありがとうとか言われたいじゃん！
まあつまりは関わらないようにとか言ってた私が首を突っ込みました…反省はしているけど後悔はしていない…！
A「古里くんどこが分からないの？」
炎真「全部…」
は、恥ずかしがってる炎真かわいい…！じゃなくて！
A「じゃあここの問題からやろっか」
そうして教えていくと
炎真「Aさんすごい…！分かりやすい！」
前世で塾講やってたかいがあった…私が担当してたの小学生だけど…
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作者名：アグリ | 作成日時：2020年1月9日 20時
