第2話 ページ3
あれ？でもなんかおかしい
ツナは炎真といっぱい喋ってるイメージだったのに
そう思って右隣を見てみると炎真がこっちを見ていた
あ！！！私が邪魔で話しづらかったのか！！！
私はヲタクの鑑(？)！キャラ同士の絡みの邪魔をするわけにはいかない…！
A｢あの、こっち座ってください！私御手洗に行くので！｣
炎真｢えっ｣
そう言って私は教室から出た
トイレなんてものは人の流れについて行けば着くものだ
そうして用を足してトイレから出たらもう廊下には人影がなかった
多分、もうすぐチャイムが鳴るんだろう…けど
A｢しまった……｣
今日は始業式、そして教室に帰ると黒板に｢始業式なので体育館に向かうように｣と文字が
A｢まだ体育館の場所なんてわかんない……｣
でも流石に転校初日にサボリはダメでしょ…そう思っていると
？？｢君、堂々とサボりかい？｣
この冷たくも透き通った声、振り返ると風紀委員長の雲雀恭弥が
っていうかこの人まだ卒業してないのか
A｢私転校生で、御手洗に行ってたら皆いなくなってて体育館の場所が分からないんです…｣
雲雀｢ふうん…｣
あ、やばい…学校をこよなく愛する雲雀さんのことだ…こんなの絶対咬み殺される…！
雲雀｢ついてきなよ｣
A｢は、はい！｣
え？何で？あ！！私今群れてないからか！！ビバぼっち！イエイ！まあ、ぼっちじゃなかったら迷ってませんけどね〜
雲雀さんは無言なので1人ツッコミしてると体育館に着いた
雲雀｢君のクラスはあの列だよ｣
A｢ありがとうございます！｣
アニメずっと見ててもやっぱ地形は分かんないね
後で校内地図でも見よう…
そう思って私はうちのクラスの列の1番後ろに並んだ
そしたら、私の目の前に並んでいるのが炎真で
始業式つまんなそうに聞いてる炎真可愛い〜〜！特等席にも程がある…
しかも真後ろだから私は前を見てるだけ！って体で観察できるのいいね…いやでもあんまりガン見は…でもでも推しの背中…
京子｢Aさん！｣
A｢は、はい！？｣
びっくりした…気づけば京子ちゃんが目の前に
京子｢大丈夫？｣
A｢えっ？｣
花｢あんた、京子が何度呼びかけても無反応だったのよ｣
A｢そうだったの！？笹川さんごめんなさい！｣
京子｢大丈夫だよー！後私のことは京子って呼んで！｣
花｢私は花でいいわ｣
A｢！！私もAでいいよ！｣
女子…良き…
炎真｢……？｣
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作者名：アグリ | 作成日時：2020年1月9日 20時
