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真司郎side
あの頃、閉じ込めた想いが浮上して来そうで、
せけど、この関係を二度と壊したくは無いんや
だから…もう一度、心の奥底に。。。
それから３人で他愛ない話をした。
結愛の所に泊まる事になってた美優を送り届け、二人で帰る帰り道。
「はぁぁぁｯ…」
でっかいため息を吐き出したにっしー…。
真「相変わらず浮かん顔しとるで。」
「……」
真「どないしたん？」
「うん…。いや、その…。
ずっと努力してきてさ、やっと認められて、
めちゃくちゃ嬉しいんだ…。
けど、今まで見たいに傍に居てやれないとか色々思うとさ…。」
真「そんなん分かっとった事やん。
夢、追い掛けとったら、今のままでは居れんのやし。」
「そうだけど…だけどさ。」
真「じゃ、辞めるんか？美優の為に諦めるんか？」
「いや、辞めないけど…」
真「もぉ。なんなん、何が言いたいねん。」
「俺だってわかんねぇんだよ…。」
真「アホちゃう？まだ、決まっただけやん。それに、スクールの中の話やろ？」
「…。」
真「一気に芸能人に成る訳やないし、地域限定やん、そんなんで不安になるんなら夢なんて見るなや！」
こない自信無い奴に任せなあかんて、どないやの？
大切にしとるから不安になるんも分からんく無いけど…
何のために身、引いたと思うとるや…
真「お前の想いは誰にも負けへんのや無かったんか？」
「…負けねぇよ。負ける訳ねぇだろ！」
真「だったら、美優の期待に答えろや。そんで、不安にさせへんくらいに成れや！」
「ごめん…。何か元気でたわ。ありがとう真司郎。」
「もぅー！なんやの…。」
少し笑顔になったにっしーに抱き付かれたのは言うまでもない。
まぁ、未知の世界に足を踏み入れる訳やから
不安に思わん方が可笑しいねん。
まして、守る物が、何よりも大切に思う人が居るのやからな…。
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作者名：ayu | 作成日時：2017年10月27日 7時
