あなたと居た時間2

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Aside




隆ｸﾝから連絡を貰ったけど、いつもより元気がなかった。



凄く会いたい…。



でもね、自分が忘れてたから我慢しなきゃ。



隆ｸﾝはどう思った？




誕生日の事ばかり考えてて、目の前の事が出来てなくて。



私、何やってんだろ。




顔見て謝らなくちゃ...




もう家の前だけど。


荷物を置いて。。。




少し暗くなり初めて居たけど、今は時間が惜しい



階段を駆けおりて



坂道を下って駅まで急いだ。



少し苦しくて立ち止まって深呼吸……



「A！」



呼ばれた気がして、声のした方向に目を向けた



………隆ｸﾝ？




「馬鹿、なんで走ってるの！しかもこんな時間にここ通って！」




嬉しくて飛び付いた……




「あっ！」



「隆ｸﾝごめん、ごめんなさい！」


ｷﾞｭｯ



「ちょｯ、A、どうした。」



「ごめんね、隆ｸﾝの事ばっかり考えてて、学校の行事とか、忘れてて」




「A……いいよ。何も言わなくていいから！」





包み込む様に抱き締め返してくれる隆ｸﾝの温もり




「ごめんなさい。。」





「会いに来ようとしてくれたんでしょ？それだけで十分だよ。」




「隆……」




それでも話そうとしたのを遮るキス





「A。充電させて……会えなくても淋しくない様に。」






抱き締められた腕にｷﾞｭｯと力を入れてくる。





優しく頭を撫でてくれる隆ｸﾝに心臓が締め付けられた。




どのくらいそうしてたのか解らない…




「ふふ！俺の事ばっかり考えてたんだ！」



「あの、えっと…」


つい口が滑った………(汗)



「何考えてたの♪」



「……ﾅｲｼｮ!」



「ﾅｲｼｮとかずるくない。教えてよ！」




なんとか誤魔化して、言わなくてすんだ。




家まで送ってくれて、心配性の隆ｸﾝとたくさん約束をした。

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