Episode 4 ページ6
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『ただいま〜...』
家には誰もいないが、昔からの癖でそう呟く。
「遅せぇよ。どこ寄り道してたんだ?」
返ってくるはずのない返事が返ってきて、
もう聞けるはずのない声が聞こえてきて、
急いで、前を見たらいるはずのない人間がそこに居て、
『....何でそこにいんの??』
頭を使うより先に、その言葉だけが口から出る。
手に握ってた卵を落としそうになったが、ギュッと力を入れ直して
『ねぇ、何でイザナがそこに立ってんの...?』
改めて、そう聞き直す。
そうすると、目の前にいるイザナはニヤァと笑顔になり
「やっと気付いたか。」
嬉しそうな声色で、そう言う。
1年半振りに聞く彼の声は、とても懐かしく温かみがあった。
『これ、本当にイザナ??』
「本当に俺だよ。逆に違かったら怖ぇだろ。」
イザナは、あの日着ていた天竺の特攻服を身にまとったまま玄関前に仁王立ちしている。
服装といい、口調といい。多分、これはイザナ本人なのだろう。
そう頭で理解をすると、同士に涙が零れたきた。
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わしが、、プリキュア!? - 最高すぎてチラシになりそう (2022年10月23日 10時) (レス) @page10 id: 47436d7826 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 最高だ! (2022年9月2日 19時) (レス) @page10 id: c3ead30411 (このIDを非表示/違反報告)
和凛 - 続き見たい!待てないよ〜! (2022年8月29日 16時) (レス) @page10 id: aabcab5ba8 (このIDを非表示/違反報告)
麗 - もうほんとに最高です!これからも楽しみにしてます! (2022年8月25日 16時) (レス) @page8 id: f15528bb75 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん(プロフ) - ミルフィーユネコさん» コメントありがとうございます!私なんか神とはほど遠い存在ですよ(;;)好みに刺さって良かったです(笑)これからも更新頑張りますねー! (2022年8月24日 21時) (レス) id: 238b22a3fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みーたん | 作成日時:2022年8月18日 20時