溢れ出る涙 ページ44
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足が鉛のように重くて思うように動かない。
夜｢任務で疲れただろう。ゆっくり帰って構わない。｣
『…わ、分かりました…。』
そこからはどうやって帰ったのか分からない。
フラフラと森の中を歩いたところまでは覚えている。
頭がぼやぼやとして…何も考えられない。
補｢芦屋さん。高専に着きました。｣
『ありがとうございます…。』
重たい足で、ゆっくりと夜蛾先生のところへ報告しに行く。
高専内で角を曲がったところでトンッと人にぶつかり、２、３歩後ろに下がってしまう。
『ご、ごめんなさい…。』
悟｢あ"!?ザコじゃねぇか。｣
パッと顔を上げて相手を見ると五条君だった。
悟｢今、1級呪霊の任務報告帰りで疲れてんの。早くそこどいて。｣
『う"う"…。』
知っている人に久しぶりに会えて涙腺が緩む。
悟｢は……お、おいザコ。何泣いて…｣
誰かにちゃんと聞きたい。
『は、灰原君はｯｯ』
1歩
『灰原君はｯｯ!!』
1歩
『灰原君は本当に死んだんですか!!』
五条君に近づき、彼の服をギュッと掴み聞く。
震える手で、震える声で彼に問いかける。
悟｢死んだよ。俺が今、代わりにその呪霊を祓ってきたところだからな。｣
『ｯｯ!!』
聞かなくても分かってたんだ…。
夜蛾先生が嘘を言うわけないって。
でも…でも…
悟｢なｯｯ!!｣
『ううっ…ううっ…うっうっ…また…ま"た"大切な人がｯｯ…!!』
勝手に五条君の胸を借りて泣いてしまう。
呪術師になるなら、覚悟しなければならない仲間の死…分かってはいるけれど、悲しい…。
チッと五条君が舌打ちをしたと思ったら、頭の裏に手を置かれ五条君の胸に抱き寄せられる。
悟｢…俺の胸で泣けるんだ、ありがたく思えよ。高ぇんだからな。｣
五条君の手が暖かくて、トクン…トクン…という心臓の音に安心できて、どんどん涙が溢れてくる。
『う"っ…ありがとう…ございます…。』
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おまめ - もしかして傑闇堕ち√、、、救済出来れば期待！面白くてイッキ読みしました！続きを待ってます。 (2021年3月22日 16時) (
レス) id: eaf34d0240 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - プスメラさん» スプメラさん！コメントありがとうございます！KAIです。オチですか、、、もうすぐ更新を再開するので楽しみに待っていてください！本当に応援ありがとうございます！ (2021年2月26日 0時) (レス) id: 406bfb6f06 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願いします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年2月24日 17時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - わさびもち！さん» わらびもち！さん、コメントありがとうございます！KAIです！名前がややこしくてすみません！私は「よう実」見てないんです！友達にもおすすめされているのでアニメ見ますね！神作品なんて...ｱﾅﾀﾉﾎｳｶﾞｶﾐﾃﾞｽ!更新頑張りますね！ (2021年1月16日 23時) (レス) id: 406bfb6f06 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - シアさん» シアさん！またまた、コメントありがとうございます!!!KAIです！「無能なナナ」と「憂国のモリアーティ」は見てます！2つともすごく面白くて、大好きです！「憂国のモリアーティ」は、また4月から2クール目が始まるので楽しみにしています！ (2021年1月16日 23時) (レス) id: 406bfb6f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KAI x他2人 | 作成日時：2020年12月21日 19時
