五条悟にザコって言われました。

1級案件 ページ43

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私は事実上4級だけど、1級案件の任務も任される時がある。






今回もそのひとつだった。








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『また見失った!!もう！』






呪霊を見つけて戦っていたら、頭のいい呪霊であともう少しのところで逃げて行く。







弱っているから呪力量も少なくなっていて、上手に隠れる呪霊。









時間が経つにつれて、イライラして集中力が切れてくる。









『次見つけたら、絶対に祓う…!!』






鬼ごっこのようなものをして4日目。







反転術式を使って傷を治しているが、体力がもうやばい。





『真神。もう少しだから頑張ろうね。』





真神の頭をモフモフと撫でる。







パンっと自分の頬を両手で叩いて、気合を入れて樹齢を探しに走り出す。









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『押!!』






呪具に術式を流し、呪霊の身体を破壊する。






『はぁ…はぁ…終わったぁ…。』






パタッと身体が汚れるのも気にせずに地面に倒れる。







『疲れたぁ…真神、もういいぞ。』








そう言うと真神は札に戻り、ポケットがお腹に入れる。







4日間気を抜かずにずっといたから、一気に気が抜けて睡魔に襲われていつの間にか寝てしまっていた。









プルルルルルル…プルルルルルル…







『ん…なに…？』







ポケットから着信音がずっと鳴っている携帯を取り電話に出る。






『はい…芦屋です。』




夜「A!!大丈夫か!?電話になかなか出ないから心配したんだぞ!!」




『すみません…。1級呪霊を無事に払うことが出来て、気づいたら寝てました。』





夜「そうか、ご苦労。





A…落ち着いて聞いてくれ。」








『…どうしたんですか？』








ぱっと周りを見ると、暗く夜になっていることに気づいた。






補助監督さんのところに行かないといけないと思って、立ち上がり歩き出す。









夜「_______灰原が…任務で死んだ。」









『……え？』









いきなりの報告に足が止まる。






頭の中がぐちゃぐちゃで、何も考えられない。









夜「七海と一緒に２級呪霊の討伐任務のはずが産土神信仰という土地神の1級案件で…灰原は…。」







待って…情報が多くて…。




灰原君が死んだ？





また、私は大切な人を失ったの？









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