五条悟にザコって言われました。

じゅじゅさんぽ：写真 ページ31

傑side



星漿体の任務説明後





傑「硝子。」


硝「どうした、傑。」


傑「さっきAが悟のサングラスをかけたのを、こっそり写真を撮っていただろう？」





上手に撮っていたのを私は見ていた。





悟のサングラスというのが、少し癪だけど可愛かった…。



慣れていない様子で、サングラスをかけるA…。



やはり可愛い。今度、伊達メガネでもプレゼントしようか…。









硝「写真が欲しいってこと？」




傑「…あぁ…。」




硝「まぁ、いいよ。ほい、コレ。」




傑「やっぱり可愛いな…。」




硝「まぁ、Aだしね。可愛いに決まってるよ。」








硝子から、写真のデータを送って貰う。




…待ち受けにしよう。Aにバレないようにしなくてはな…。









硝「傑はAのこと好きでしょ。ニヤニヤAの写真見すぎ。」



傑「ニヤニヤしているつもりはないんだけどな…。」




硝「Aも傑と関わって、雰囲気が柔らかくなったし、傑なら付き合えるんじゃない？」



傑「そうならいいんだけれど…。まだ、友達としてしか思われていないみたいだから、先は長いようだ。」



硝「まぁ、頑張れよ〜。」



後ろを向いて、手を振りながら硝子は帰っていった。




もっとAの写真が欲しいな…。




『…くん。傑君！』





傑「おぉ、A。」



Aがいつの間にか私の前にいた。





『どうしたんですか？携帯を見て、ニコニコして…嬉しいことでもあったんですか？』






Aの写真を貰ったから、嬉しいんだと言ったら、どんな顔をするだろうか。





傑「あぁ、少しいい事があったんだ。」



『んっ。』


優しくAの頭を撫でる。


とても気持ちよさそうな顔をするA。



やはり、Aは可愛らしい。写真…撮りたいなぁ。



『いいことって？』



傑「秘密さ。…A！」



『どうしました？』



傑「こっちをむいてごらん？」




Aの肩を掴んで、私の方に寄せてカシャっと携帯でツーショットを撮る。



『へ！？』っとAは声を漏らす。





撮れた写真を見ると、少し驚いた顔のA。




傑「フフフ。」




『な！傑君！いきなり撮られたから、絶対変な顔になってます！見せてください！』




傑「大丈夫だよ。」




─ちゃんと可愛い─


その言葉を飲み込んで、ポケットに携帯をしまう。


これから沢山の所に行って、2人で写真を取りたいものだ。

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