第29話 かわいらしい ページ30
Aside
乱太郎「それにしても、Aさんってちゃんと女性らしい
格好をすればとても綺麗ですね!」
A「え?そうなのか?あんまり言われたことないなぁ」
乱太郎「それは、普段からこのような格好をされて
ないからでは……」
確かに。僕はこんなに可愛らしい小袖を着た事はない
自分では女の子らしいのよりも男らしい?感じの
服装が似合ってる!
って思っていたためこんな小袖に腕を通したことが
なかったのだ。
A「それは、置いといて。とりま、ここで寝るよ。
なんか、色々考えてたら疲れた」
乱太郎「ここで寝るんですかって…もう寝てる!?」
数馬side
はぁ、結局2人の会話が気になってまだ話してるかなぁ
なんて、来てみるとAが大の字で寝ていた。
隣には乱太郎がいる。
数馬「乱太郎、何してるの?」
Aと話してたなんてことは知っているけど
知らないフリをするためちょっと嘘をついた。
乱太郎「三反田先輩!実はAさんが寝てしまって」
僕はAの顔を見る。
普段男らしい顔をしているAの面影はなく、
ただ可愛らしい女の子が寝ているように見えた。
Aの来てる小袖の効果もあるのかもしれないけど
乱太郎「ほんとは部屋で寝てもらいたいんですけど、
私じゃ運べなくて…」
数馬「じゃあ僕が運ぶよ。」
乱太郎「ありがとうございます!」
乱太郎が去った時少しニヤニヤしていたのは
気のせいだろう。うん、きっとそうだ。
数馬「うわぁ、ほんとにかわいいなぁ//」
改めてAを見る。
よく見ると軽くお化粧されている。
意外にもまつ毛は長いし、ほっぺももちもちしている。
手も小さくて背も低い。
数馬『って!僕は何女の子の手やら顔やらをジロジロ
見てるんだ!///』←心の声
A「うるさい……」
はっ!としてAの方へ振り向く。
どうやら寝言だったようだ。スヤスヤと気持ちよさそうに
寝てる。
僕はAを横抱きにして部屋で寝かすことにした。
僕の部屋には藤内がいるからなぁ…
少し抵抗はあったけど他に行くとこもないため
僕の部屋で寝かせることにした。
早速部屋に入ると開口一番に藤内にこう言われた。
藤内「…数馬、攫ってくるのはダメだよ」
数馬「誤解だよ!僕はそんな人間じゃない!」
慌てて誤解を解くと
藤内「良かったぁ!てっきり攫ったのかと…
数馬「違うからァ!」
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カエル - 更新がかなり遅くなりすいませんでした、、。気おつけたいと思います、、。 (2022年5月13日 22時) (レス) id: 1792764893 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カエル | 作成日時:2022年4月13日 20時