第16話 休み時間と恋バナ ページ17
Aside
伊織「終わったね!どうだった?」
A「ご臨終だよ。手応えなかったし」
伊織「ありゃりゃ、じゃあ帰りにお団子食べて
気分転換しようか!」
A「あざーす!」
テストが終わったあと僕たちがいつも通りの
会話を交わしているとクラスで美人と噂されてる
白崎優香さんが来た。
優香「あら、楽しそうな会話してるわね。」
伊織「あ、白崎さん!」
おいおい勘弁してよ…。
クラスで1番可愛いって言われてる伊織と
クラスで1番美人と言われてる白崎さんの間に
僕を挟まないでよ…。男子の視線が痛いんだよ←
優香「ちょっとご相談があるんだけどいいかしら?」
伊織「いいですよ!Aちゃんもいいよね?」
A「アッ、ハイ…ソッスネ」
僕は男子の視線が痛いのとこの2人に挟まれてるという
プレッシャーに苛まれ声がか細くなってしまった。
伊織「それで相談って?」
優香「実は恋のことなの」
伊織「恋!?誰か好きな人いるの!?」
優香「えぇ。でもその人全然振り向いてくれなくて…」
伊織「だれだれ!?」
優香「えっと、隣のクラスの丹原晴太くんなんだけど…//」
伊織「えー!あの学年一のイケメンと言われてる…」
優香「うん///」
僕の入る隙間がない…。
にしても丹原って学年一のイケメンて言われてたんだ
知らなかったよ←
伊織「かっこいいよねー!ね、Aちゃん!」
A「え、うっ、うん。」
自分の入る隙間なんてないな。なんて思ってたから
話を振られると思わなかった。
優香「でも、晴太くん好きな人がいるらしいの…」
伊織「え、丹原くんって好きな人いるの!?」
優香「うん…私じゃない人が好きみたいなの……」
A「え!?」
僕は衝撃的なこと聞いてつい大きな声を
出してしまった。お陰で2人はびっくりして
目を丸くしている。
A「あ、ごめん。」
優香「ううん、気にしなくていいよ」
そしてまた2人は恋バナに戻る。
どうしたら振り向いてもらえるか。
どうしたら自分のことを考えてくれるか。なんてことを。
A「恋…かぁ」
2人に聞こえないような声でつぶやく。
僕は恋をしている白崎さんが羨ましくなっていた。
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カエル - 更新がかなり遅くなりすいませんでした、、。気おつけたいと思います、、。 (2022年5月13日 22時) (レス) id: 1792764893 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カエル | 作成日時:2022年4月13日 20時