【本編】妖怪学園の君２【妖怪学園Y】 (ページ6)

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第54話/霊媒師少年の守りたいもの/桜吹雪ページ6

無言のまま廊下を歩いている俺
とある人物を探しに歩いていた

「お！千歳じゃないか！どうしたんだ？」

「……黒羽から大体は聞いたぜ
危険なことをお前がするかもしれねえから俺もついていく」

「珍しいね綿貫先輩がそんな風に言うなんて」

「咲が心配なだけだ…危なっかしいからな」

確かにというような感じで九尾は納得している気がした
その後俺らは雨宮家に突入するために制服から私服へと着替えた
正直制服でもよかったんじゃないかと思ったが
咲は学園ポリスだから怪しまれたら駄目だしなと思いつつ着替えていた

「んじゃ～行くか」

「家はわかってるの？」

「まあな～少し千歳に覗いてもらって分かった」

「面倒だったぞ…もうしないと思うぜ」

多分またやらされるんだろうけど…とも思いながら
俺らは雨宮家へと歩いていく

「意外に学園の外って久々だったりするよな」

「僕はそうでもないけど二人はそうなんじゃないの？」

「そうだな…まず出ようともしなかったからな…」

そんな風に話しながら歩いていて
一つ結構立派な一軒家に着いた

「此処みたいだぞ」

「あー…面倒だな」

「さてと…行こっか」

ピンポーンとインターフォンを鳴らし
まあ学校生活のアンケートと称して中に入れさせてもらえた
そのまま嘘のアンケートを取りながら本題へもっていく

「時にこの過程で何かしらのトラブルとかあったりしませんでしたか」

「いえ…特にそういったことはありません」

「例えば……家庭内いじめだったり」

少しだけ動揺を見せた気がする
多分だから確証でもないので何とも言えない

「でしたら………」
「もう一つ………」
「最後に…………」

そんな感じで話し合いが終了した
ついでに後半らへんもう脅しが半端じゃなかったので
お札を使い少しだけ記憶を混乱させておきました
面倒くさかったです……

「結構黒だたね～」

「資料にまとめておいたぞ…」

「流石研究員早いぜ」

「これを会長に提出すればいいんだね？」

「そうだな。後はどういう風にあっちが動くかだよな～」

「そうだな」

正直…俺のクラブって神を信仰しているらしい乙蘇満がいるからな
何か色んな変なことでもしそうな気がする…あぁ面倒だ

「まあやるだけやるしかないか」

面倒だけどと思いながら学園へと戻り制服を着替え
また研究室へとこもって作業をしていた