【本編】妖怪学園の君２【妖怪学園Y】 (ページ41)

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第八十九話/弱さ/いちごぱふぇ(主催者) ページ41

リオside

リオ｢えぇ。その事で話をしに来たんです。十六夜さんも呼んでほしいんですけど･･････｣

彼らの目が厳しくなる。かなり怒っているようだ。

学園長｢分かった。変なことをしたら最悪退学も考えているからな｣

リオ｢変なことをするつもりはないのでご安心を｣

そう言うと、学園長とメンバーの何人かが十六夜さんを呼びに行った。私は相変わらず睨まれている。

私は顔色を変えず彼女を待った。

暫くすると、十六夜さんが現れた。彼女は私を警戒している。

リオ｢では、話を始めましょう。まずは十六夜さん。私はあなたを勘違いしていたようです｣

広美｢何が？｣

リオ｢私はあなたをもう少し強い人だと思っていたのですが、どうやら私の勘違いだったようですね｣

ジンペイ｢はぁ!?広美先輩は強いぞ！｣

寺刃ジンペイが私を睨みながら言う。他のメンバーも反論をする。

リオ｢人生にはもっと辛いことがあるんです。なのに、あの言葉だけで挫けるのははっきり言って、弱いです｣

メラ｢お前･････！｣

リオ｢あなたは愛されている。つまり、その程度の不幸しか知らなくて、恵まれ過ぎて、弱くになってしまっているんです｣

リオ｢本当に不幸な人は、強い人は人に為に行動なんて出来ない癖に、無駄に優しくしようとするんです｣

私がそうなんだよ。大切な大切な友達を失って、何も出来ないのに彼らを守ろうとして。やり方を間違えて。

私も弱いことは自覚している。でも、自分を強いと思わないと生きていけない気がするんだ。

リオ｢生憎、とても強い敵が現れたとき、私はあなた達を守りながら戦うことなんて出来ません。だから、｣

リオ｢私達にとって、障害なんです｣

ジンペイ｢お前！｣

そう言って、私は殴られかけた。また避けたけど。

ジンペイ｢聞いてれば弱い弱いって！十六夜さんはお前よりも辛かったんだ！一人で戦ってきた！お前の方が弱い！友達失った位でぐずぐずするな！｣

パチン！

リオ｢ふざけるな！｣

気付いたら寺刃ジンペイの頬を思いっきり叩いていた。

リオ｢じゃあ逆に聞くわ！あんたは友達がlemuresになった時、自分の手で倒せるの!?｣

ジンペイ｢それは･･････｣

リオ｢あなた達は都合良い言葉しか受け取らない！だから弱いのよ！｣

そう言って、私は部屋を出た。

もうあの人達には絶対に関わらない。そう誓った。

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連続更新失礼しました。