【本編】妖怪学園の君２【妖怪学園Y】 (ページ35)

今日:13 hit、昨日:3 hit、合計:5,159 hit

第八十三話/中途半端/愛饅頭ページ35

乙蘇満side

千歳｢……報告してから考える｣

あーあ、一人になっちまった。

あのlemuresはリオが何とかしてくれるやろ。

広美｢あ！乙蘇満さん！｣

ん、YSP。

崇｢おや、どうしましたか？｣

何かリオに嫌われてんのかな？

ジンペイ｢そうだ！乙蘇満さんにも聞いてもらおうぜ！｣

崇｢？何がです？｣

フブキ｢リオさんが言ったあの…｣

崇｢嗚呼、その事ですか｣

ジンペイ｢覚悟が足りないとか言うけどさー｣

崇｢まぁ、私は助かってますよ｣

小間｢えっ｣

崇｢余りお会いしていませんが…味方が居ると安心するんです。きっとリオさんもそうでしょう｣

広美｢でも、あんなに強く突き放す必要は…｣

崇｢リオさんは友をlemuresに変えられました。だから貴方達を同じ目に合わせたくないのでしょう。多少強く言わないと、言う方にも心残りがありますから…｣

ジンペイ｢大丈夫だって！｣

大丈夫…ねぇ…

崇｢そう言って御友人は消えたんですよ？｣

広美｢…ｯ！？(何か…雰囲気が…)｣

崇｢その安心のある言葉を信じ、失う。どれだけ辛いことか気付いているのですか？｣

崇｢そんな軽い考えを持つのならもう、我々には近付かないでください｣

広美｢乙蘇満さん！｣

崇｢寺刃さんもそうですが、一番は十六夜さん。貴女です｣

広美｢そんな…どうして？！｣

崇｢我々に近付こうとし過ぎです。我々は元々関係を必要としません。それなのに、中途半端に理解をし、中途半端な覚悟で近付く…正直に言わせていただくと｣

崇｢YSPクラブ…特に十六夜広美は、lemures滅殺クラブの活動において障害なのです｣

広美｢そんな…｣

崇｢それでは、もう我々に関わらないでください｣

………

はぁ…

つい感情的になりすぎた…

まぁ、リオはアイツ等の事嫌いだし。

あんな馬鹿馬鹿しい友情には付き合ってらんねぇよ