【本編】妖怪学園の君２【妖怪学園Y】

第80話/霊媒師少年の霊媒師としての力/桜吹雪 ページ32

「あれはどうするんだぜ？乙蘇満」

「私は何も……貴方こそどうする気で」

「……報告してから考える」

そういって俺は部室から出ていき屋上の方へ向かう
理由としては簡単でさっきいったように報告をするために

「これなら行けるか？」

俺は目をつむり霊媒師としての力を発動する
まあ最近ろくにやってなかったからその無礼を謝りにも行くんだが

『大丈夫なのか？千歳』

《平気です…天狐様》

この方は日本、中国神話で狐が1000年の年をへて天に通じるときになる姿
それがこの方…天狐様
基本的に天狐様が力を貸していただくか俺が話してみる……
最終的には霊媒師としてじゃなく陰陽師として俺が祓うって言うのが
俺の……俺の家族のルールである

《それより天狐様も平気でしょうか？》

『俺はいつも通り…少ししんどいな』

いつも通り…その意味は俺のせいでもある
天狐様の力は凄まじいそれゆえに普通の人が使えばﾀﾋんでしまうほどに
俺は家族のせいで契約をしたため力の制限と俺以外には早々見えないようになってる

《そうでしたか……すみません俺のせいで》

『いや、俺の力だと妥当なぐらいだ。むしろ感謝しているぞ』

《ありがとうございます》

その後は業務連絡を行い天狐様は休憩するので俺の中へ入っていった
天狐様に霊力を分けるためと契約しているからである

「………lemuresも活発化しつつあるし面倒だが俺も動かざる終えないか」

そう呟いた後、咲に連絡を入れて
黒羽を見つけるために空を飛んだ

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