第七十三話/許さない/いちごぱふぇ(主催者) ページ25
リオside
倉良坂先輩にあそこまで言われたので暫く黙っていた両親だったが、また攻撃を始めた。
父「この恩知らず!元はオッドアイじゃない?そんなの関係ねぇ!」
母「誰があんたみたいな醜い子を育ててきたと思ってるの!」
ルナ「お父さん!お母さん!もうやめて!」
ルナが泣きそうな顔で言う。本当に反省しているかどうかは分からないが、悲痛な仲間を目の前に心が痛くなった気がした。
父「うるさい!」
そう言って、ルナのお父さんはルナを突き飛ばした。
そこで私の中の何かが、プツンと音を立てて切れた。
リオ「いい加減にしてください」
皆ーリオ「?」
リオ「これ以上、私の大切な先輩と後輩を傷付けないでください!」
私が両親を思いっ切り睨んで言う。こんなにも人のことで怒りを覚えたのはいつ振りだろうか。
母「あなたは関係ないでしょ!」
リオ「確かに、直接的な関係はありません。ですが、彼女達は私に、私なんかに協力してくれています。そんな彼女達を傷付けるのは私が絶対に許しません!」
父「何様だ!」
リオ「あなた達でしょう?実の娘に対して何様ですか?」
父「お前!」
返す言葉は無さそうだが威勢は良い。そんな彼らに怒りとともに半ば呆れを覚えつつこう言った。
リオ「良いですか?家族に替えなんてそうありません。ユナさんは相当運が良かっただけです。一度失った家族は、絆は、」
『お父さん!お母さん!どこに居るの!』
リオ「絆は、二度と戻りません」
涙をグッと堪えて言った。何故だか、亡くなったと思われる両親を思い出してしまったのだ。
リオ「二人とも確実に傷は付いています。ユナさんは心身ともに、ルナさんは名誉に傷が付きました。確かに、未熟な判断でユナさんを虐めたルナさんにも罪はあります。ですが、」
リオ「ルナさんに実の姉を虐めるよう仕向けたあなた達は親以前に、人間として最低です。本物の法廷に立たなかっただけ良かったと思ってください。」
両親は黙っている。予測だが、これは、エイリアン?の洗脳だけではない気がする。
リオ「家族の事情にはあまり口を出すつもりはありませんでした。ですが、私の大切な人を傷付けている場合は別です」
リオ「私は私のやり方で、大切な人を守ります」
崇「そろそろ宜しいでしょうか?」
神前裁判が、終わりへと向かって行く。
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雨宮姉妹のお話なのにリオちゃんが大分でしゃばってしまった。すいません。
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桜吹雪@自作小説低更新(プロフ) - いちごぱふぇさん» 更新します! (2020年11月26日 19時) (レス) id: 52e526ba44 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱふぇ - 作りました。更新お願いします。 (2020年11月26日 18時) (レス) id: 0c6ebfe2c4 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱふぇ - 広美さん» 了解しました。 (2020年11月26日 17時) (レス) id: 0c6ebfe2c4 (このIDを非表示/違反報告)
広美(プロフ) - いちごぱふぇサブのサブーさん» いっぱいになっているのでお願いします! (2020年11月26日 16時) (レス) id: 51e182365d (このIDを非表示/違反報告)
雪島凛音(プロフ) - 広美さん» 分かりました! (2020年11月26日 7時) (レス) id: 3d1eaa8be5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:妖怪学園の君作者チーム x他2人 | 作者ホームページ:http:
作成日時:2020年11月21日 20時