【本編】妖怪学園の君２【妖怪学園Y】 (ページ24)

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第72話/嘘をつかないで/雪島凛音ページ24

ユナside

崇「お二人はどうですか？」

お父さんとお母さんに聞いた。

父「確かに、オッドアイは酷いとは言った。だが、虐待などはしていない！」

母「そうです！何もしてないのに、虐待しただなんて！」

広美「本当に反省して無いですね…」ｲﾗｲﾗ

ユナ「…そうだったんだ。」

皆が私に視線を向けてくる

ユナ「結局、私って醜いんだ。だからって、虐待してないなんて嘘は通用しないからね」

私は、ずっと隠してあった首元の傷を見せた

5歳の頃、包丁で斬りつけられた後だ。

母、父「「！？」」

ユナ「5歳の時の。今もまだ残してるんだよ。私の本当のお父さん達がやった傷だって。今のお父さん達にも言って。」

母「なっ、そんなの、今まで残ってる訳⁉ 何か加工でもしたんじゃ無いの？」

呆れるわ。

ユナ「…失望した」ﾎﾞｿｯ

ルナ「えっ…？」

父「今なんと言った！もう一度言ってみろ！」

ユナ「失望したって言ったの！」

今までに無い大声を出した。

こだました声が皆を動揺させる

ユナ「この証拠見せてまだ嘘つくの？この傷をみて何も思わないの⁉」

ユナ「もう自分なんて死.んで仕舞えばいいと思ってリスカだってした。全部貴方達、雨宮の名のために！」

皆「「「「「！？」」」」」

ユナ「それなのにまだ私の事で嘘つくわけ？過去の話だから通用しない？そんなの真っ平御免だよ！」

ユナ「…あぁそうだ、一つだけ貴方達は知らないことを教えたげる」

ラント「(あの事か…)」

ユナ「私は元々からオッドアイじゃないからね。この虐待だって無意味だよ。ただ裁判に掛けられるだけ」

ユナ「“無罪だ”なんて言い訳はもう通用しないから」

有罪であることが唯一の祈りだから。