【本編】妖怪学園の君２【妖怪学園Y】 (ページ18)

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第66話/霊感少女の断り/桜吹雪ページ18

「やってやるぞー」

そんな風に思いながら学園長室へ向かっていく

「相変わらずでかい扉だ……」

そう思いながら二回ノックをして失礼します
と一言をつけながら入っていく

「おぉ小鳥遊くんじゃないか！どうかしたのかい？」

「倉良坂さんが前にいて少々言いにくいのですがはっきりと言います
私達は今回…協力からおりることにしました」

全「え…えぇぇぇぇぇぇ！」

「どうしてですか！先輩」
「倉良坂さんのことどうでも良いと！」

「……確かにどうしてだ咲」

ラントもいたのかよ
っと少々イライラのメッセージを心の中で伝えた後
切り替えるように私は話す

「おりる理由なんていくらでもある
だが…私は倉良坂さんと……倉良坂さんのためにおりさせてもらう」

「どうしてですか？」

「十六夜さんこういうのもあれだが私はお前達のやり方に感心してない
それが大きな理由だ……それで本当に良いと考えてるのなら私は絶対におりる」

しかも、結構邪魔するはめになるかもしれないがな

「やり方ってどのやり方っしょ…改善できるかもしれないしさ」

「すまんなチアキ…言えない」

私はいじめっ子を庇うつもりはない……でもやり方によったら
いじめられっ子になるんじゃないか？それじゃあ意味がない

「すまんな…倉良坂さん…私はお前を救いたいと思ってる
これは事実だ！でもこのやり方じゃ……ダメなんだよ
意味はないんだ……これじゃあ……」

雨宮が悪くなる
その言葉をグッと押さえて皆に言った

「だからおりる。悪いな」

その一言は学園長室へ広がり
そして最後こう誰にも聞こえないようの小さくいった

「私はお前らを信頼できないんだ」