【本編】妖怪学園の君２【妖怪学園Y】 (ページ12)

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第60話/霊感少女が素直に思うこと/桜吹雪ページ12

「千歳～お前はどう思う？」

「雨宮家族か？一回謝ったと思ったけど
最後の最後で手のひら返しをしてきそうだ」

うぉ！私と思ってる子と一緒じゃん
と思いながら私は千歳の研究を横で見てる

「お前は？」

「ほとんど一緒だ～ああいうタイプは
騙しまくって貶めるタイプだと思うぞ
誰かが本気で怒ったとしてもそういうタイプの奴らは
基本的には反省しない。反省するはずがないからな」

千歳は私を見ながら聞いたので素直なことを返してみた
千歳はふうん…と言った後また次の質問をする

「お前は十六夜をどうしてさん付けするんだ」

「知らん。何でか私も知らん」

今度はあきれたように溜息を吐いた後
パソコンへと向かいまた質問をした

「これはきちんと答えろよ…」

「おう！」

「十六夜をどう思ってるんだ？」

「あー…そうだなお前以外全員に言えるけど…
信用はしてるが信頼は一切してないな～」

「何でだ…」

「まあ…信頼してもし未来で期待外れになったときにその人のせいにしたくないこと
後は……普通にできないからだな……
んで彼女(十六夜さん)は妖怪HEROに近い性質だからだ……」

「理由聞いとくぞ」

「ん…彼女はlemuresと戦うのに値が少ないんだ
まあそれは私たちも同じなんだけどな～はは
さっきも言ったが十六夜さんは妖怪HEROの性質に限りなく近いんだ
だからが一つと…個人的に彼女たちのやり方が気にくわない」

「まあ確かに」

「だろう？大勢であんなやり方は本人はそれでいいのかって私は思うんだ！
寺刃もラントもチアキも小間も玉田も姫川も雷同も九尾も十六夜さんや他の皆…そして学園長も
どうしてあれが救われると思ってるんだ？それって公開処刑と一緒じゃないのか？
私は協力しかねるんだ…私はこれじゃあダメな気がすると思う
これじゃあどちらにとっても意味がない気がするんだ…本当にこれで報われるのか？
私にはわからない…知ってる人が多いってのはそれだけ知ってる人がいるということになる
私たちのやってることは偽善にならないか」

私が思っていることはおかしいと思われてもかまわない
だが私は正しいと思ってもいる

「確かに俺も人と関わるのが面倒だ
だがお前と動くのは別にどっちでもいい」

「なら千歳…私たちは十六夜さんたちと協力しないでみないか」

少し千歳は黙った後こう答えた

「良いぞ。咲」

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注意です！決して十六夜さんを馬鹿にしているわけではありません
彼女らの感性がこんな感じなだけです