5話 ページ7
夏油side
『はぁ、、、』
ため息をつく
俺は1人で街を歩いていた
何故1人かと言うと、、、友達が居ないからだ
昔からﾞ視えないものﾞが視えてしまい気味悪がれた
だから友達と遊ぶ予定などあるはずもなく家でゴロゴロしていると母に「子供は風の子なんだから元気よく遊んできなさい」とつまみ出された
どうやって時間を潰そう、、、
「ﾈｪ」
びくりと肩が跳ねる
あぁ、これはやばい
俺は振り返らずに走り出す
「ﾅﾝﾃﾞｪｪｪﾆｹﾞﾙﾉｫ」
明らかに人間では無い何か
捕まったら最後、どうなるかは容易に予想出来た
無我夢中で走る
だがそこで気づく、走る方に気を取られ過ぎたせいで路地裏に迷い込んだみたいだ。しかも目の前は壁
「ﾐﾂｹﾀｧ」
『うわぁー！！』
目を瞑る
もうダメだ、、、そう思った時ーー
バキ
と音がした
恐る恐る目を開けるとそこには俺と同じくらいの歳の女の子が化け物を蹴り飛ばしていた
綺麗な白髪に青い瞳
全部が幻想的で同じ人間とは思えない
今まで見たどんな女の子よりも綺麗だった
俺は縫い付けられたようにその子から目が離せなくなった
女の子はスタッと地面に降り、化け物を見つめた
「おい」
こちらに目もくれず話し掛けられる
想像していたよりも荒い口調だった
「死にたくなかったら早くどっか行け」
女の子に守ってもらうのは情けなかったが、そんな事言える立場じゃない
俺は振り返り走り出す
だが勢いよく走り出した足は段々とスピードが落ちる
最終足は止まった
本当にこのまま逃げていいのか、、、？
死ぬのは怖いし、化け物と戦うことに慣れてるあの子に任せている方がよっぽど良いだろう
だが、元はと言えば俺がまいた種、、、最後まで見届けるのが筋じゃないか、、、？
それに、、、、
ここで逃げ出したら一生後悔する気がする
根拠なんかない。でも確信している
俺は元の場所に勢いよく走り出した
『はぁ、はぁ、、』
久々にここまで走った、、、
息が整ったのを確認して前を見る
あの化け物は消えていた
いや、正確には女の子の手によって消された
女の子が背を向けながら声を掛けてきた
背中に目でも付いてるのか、、、？
俺はずっと疑問に思っていたあの化け物の正体を聞く
「これは呪霊。簡単に言うと人から出た感情が集まって出来た呪いだ」
『呪霊、、、』
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モッチー(プロフ) - 琥珀さん» そんなに喜んで頂けるとは笑こちらこそ読んで頂きありがとうございます！甚爾さんはロリコン(笑)と言うよりたまたま好きになった人が11歳も離れている夢主さんと言うだけ笑まぁ世間から見たらロリk、、、失礼しました (2021年2月12日 16時) (
レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 甚夢はなかなかお目にかかることが出来ないので本当にありがとうございます(号泣) でもこの甚爾さんてもしかしてロリk………よ、よき〜〜〜！！！！出来ればこのまま甚爾さんお相手がいいけど難しいですよね………長文失礼致しました (2021年2月12日 13時) (レス) id: 29eff10e9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モッチー | 作成日時：2021年1月25日 3時
