1話 ページ3
「Aお嬢様ー！！」
「どこに行かれた！？」
「おい！一刻も早く探せ！！でないと俺たちの首が飛ぶぞ！！」
「分かってる！！」
バタバタと騒がしく走り回る使用人達
それを心底嫌そうに木の上から見ている少女
『どいつもこいつも、、、自分ばっかかよ』
そう、五条Aだ。
自分ばっかかよ、という発言は先程使用人が発した「俺たちの首が飛ぶ」という発言に対して言っているのであろう
やはりこいつらは「私が心配だから」慌ててるのではなく「ﾞ無下限呪術ﾞとﾞ六眼゛を合わせ持つ私を危険に合わした場合、自分の首が飛ぶ」ため慌ててるのだろうと改めて実感する
『(使用人の慌てる姿は滑稽だけどもう飽きたな)』
スタッと木から降りる
すると早くも1人の使用人がAに気づいた
「Aお嬢様！良かった、、、！貴方に何かあったらと思うと私、、、」
少し屈んでAの肩を掴みながら目を合わす
その表情は「安心」の2文字だった
だが、Aが無事で安心したのではなく、自分の首が飛ばなくて安心した、だ。
それがひしひしと伝わり、思わず(最初から隠す気など無いが)Aの顔が歪んだ
『キッショ』
舌を出し、うげーっと言いながら使用人の手をはたく
使用人は呆然とする
「頭文字、Aお嬢様、、、？」
『お前自分で気づいてないわけ？顔に出てんだよ。゛あぁ、これで私たちの首は飛ばずにすむ。ほんとにガキのお守りは懲り懲りだﾞってな』
使用人がなにか言おうと口を開くがAがじろりと睨み固まる
『それなのに何がﾞ良かったﾞだ。お前が良かったのは自分が死ななくてだろ。思ってもねぇ事言ってんじゃねえよ』
もう私の前に顔出すなよ
そう言い使用人を残し1人歩き出す
そもそも何故Aが木の上に身を隠し使用人から逃げていたかというと、稽古が嫌という事もあるが、使用人が「私」を心配するか確かめたかったからだ。少しの期待を込めて使用人たちを試した
だがどうだろ
使用人たちはやはり自分の事しか考えていなかった
一つため息をつく
最初からあまり期待してなかったがやはり何か重くのしかかった
『まぁ、今更か』
五条Aはこの歳にしてはあまりにも達観しすぎていた
この五条家の暮らしがそうさせたのだろう
『ほんと、全員キショ』
再度確認するようにAはそうボヤき、部屋に戻った
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モッチー(プロフ) - 琥珀さん» そんなに喜んで頂けるとは笑こちらこそ読んで頂きありがとうございます！甚爾さんはロリコン(笑)と言うよりたまたま好きになった人が11歳も離れている夢主さんと言うだけ笑まぁ世間から見たらロリk、、、失礼しました (2021年2月12日 16時) (
レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 甚夢はなかなかお目にかかることが出来ないので本当にありがとうございます(号泣) でもこの甚爾さんてもしかしてロリk………よ、よき〜〜〜！！！！出来ればこのまま甚爾さんお相手がいいけど難しいですよね………長文失礼致しました (2021年2月12日 13時) (レス) id: 29eff10e9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モッチー | 作成日時：2021年1月25日 3時
