慈しい百卌壱 ページ41
本日の合同任務の相手は伊黒さんだ
『今日はよろしくお願いします!』
伊黒「、、、妹を連れて来てないのか」
『はい。禰豆子はまだ目覚めてなくて、、、』
一つ嬉しい事がある
それは伊黒さんから゙鬼゙ではなく、゙妹゙と言ってもらえるようになったことだ
これは大きな進歩だと俺は思う
あと、変わったといえば、善逸と伊之助が俺に構わず修業を頑張るようになった
頑張るのはいい事なんだが、少し寂しいと思ってしまう
ハッ駄目だ駄目だ!甘えが出てきている!
集中集中
伊黒「今何を考えている。任務以外のことを考えていたな」
伊黒さんが俺の顔を覗き込んだ
『す、すみません!善逸と伊之助のことを考えていました!』←正直
伊黒「(善逸?伊之助?、、、そういえば竈門と一緒に蝶屋敷に運ばれた奴がいたな、、、男、、、くそっ、、、モヤモヤする、、、ハッ違う。俺がモヤモヤする必要など、、、)」
『伊黒さん?どうかしましたか?』
突然止まってしまった、、、
伊黒「何でもない。それより、今回行方不明になっているのは兄弟ばかりだそうだ。それは知っているな?」
『はい!だから俺と伊黒さんで兄弟のふりをすればいいんですよね!』←効率性を考えただけであって、特に深い意味は無い
伊黒「は」
??
伊黒「(こいつは何を言ってる、、、?兄弟のふり?俺と竈門で?は?)何故俺がお前と兄弟を演じなければならない。確かにその方が鬼をおびき出せるかもしれない。が、だからといってやればいいということではないんだぞ。もう少し考えて発言しろ」ネチネチ
た、確かに、、、凄く失礼な事を言ってしまった、、、
『すみません、、、私情が混じりました、、、』
伊黒「私情?」
『あの、俺が1番上なので今まで兄や姉の存在がどういうものか知りたくて、、、伊黒さんのことをお兄ちゃんと呼べば分かるかと、、、本当にすみません』
鬼殺隊としてしてはいけないことを、、、
伊黒「(お兄ちゃん)」
その時伊黒の中でお兄ちゃんという言葉が刺さった
伊黒「今回は特別に許してやる」←
『え、本当ですか!?』
伊黒「あぁ。だが勘違いするなよ。俺は別にお前にお兄ちゃんと呼ばれたいからとかではなく、鬼に効率よく遭遇するのに必要だと思っただけだ。そこを間違えるなよ。分かったな」
『はい!』
今回で分かったこと、Aに対して伊黒は焦ったり嘘をつくと多く喋る
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眠いちゃん - 色々と尊い (2023年1月4日 23時) (レス) @page36 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2020年5月7日 12時) (レス) id: 6f79f7da2a (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん - 全部読ませて頂きました!!無限列車編が楽しみです! (2020年5月6日 15時) (レス) id: 379dd4f6ed (このIDを非表示/違反報告)
紅羽瀬 - はじめまして!前々作から読ませて貰ってます!話めっちゃすきなので、更新頑張ってください! (2020年5月6日 15時) (レス) id: 670fb2d290 (このIDを非表示/違反報告)
RIKU - 全部見ました、面白かったです。更新頑張ってください! (2020年5月4日 19時) (レス) id: 203b0c7d28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モッチー | 作成日時:2020年5月3日 2時