慈しい百肆 ページ4
死を自覚した瞬間。Aは走馬灯を見た
死の直前に人が走馬灯を見る理由は一説によると、今までの経験や記憶の中から迫りくるﾞ死ﾞを回避する方法を、探しているのだという
小さい頃。
父さんがまだ生きていきていて、俺が炭治郎じゃなかった頃
ﾞA、呼吸だ。息を整えてヒノカミ様になりきるんだﾞ
ﾄﾞｸﾝ
心臓が大きく跳ねた
ﾞAほら、お父さんの神楽よ。うちは火の仕事をするから怪我や災いが起きないよう、年の初めはﾞヒノカミ様ﾞに舞いを捧げてお祈りするのよﾞ
ｼｬﾝ
鈴がなる
ﾞ父さんは体が弱いのにどうしてあんな雪の中で長い間舞を舞えるの？俺は肺が凍りそうだよﾞ
ﾞ息の仕方があるんだよ。どれだけ動いても疲れない息の仕方ﾞ
ﾞ息？ﾞ
ﾞそう。正しい呼吸ができるようになればAもずっと舞えるよ。寒さなんて平気になる。A、この神楽と耳飾りだけは必ず、途切れさせず継承していってくれ。ﾞ約束ﾞなんだﾞ
ｼｨｨｨｨ
ヒノカミ神楽 円舞
ﾊﾞﾗｯ
累「(糸が、、、！！)」
止まるな
走り続けろ！
今止まれば水の呼吸からヒノカミ神楽の呼吸に無理矢理切り替えた跳ね返りが来る
そしたら、恐く俺はこの後すぐに動けなくなるだろう
だから今やらなければ、、、！
走れ！
禰豆子を守るんだ！
ﾋﾟﾝ
見えた！隙の糸！！
今ここで倒すんだ！
たとえ、相打ちになったとしても！！
ﾞ禰豆子、、、禰豆子。禰豆子起きて。お姉ちゃんを助けるの、、、ﾞ今の禰豆子ならﾞできる、、、頑張ってﾞ
しかし禰豆子は目を開けない
ﾞお願い、、、禰豆子、、、お姉ちゃんまで死んでしまうわよ、、、ﾞ
禰豆子が目を、見開いた
血鬼術 爆血！！
糸が燃える
累「！？(糸に火が、、、！！)」
俺の顔に糸が当たるが切れた
累「(馬鹿な！！糸が焼き切れっ、、、！)」
ｶﾞｷﾝ
刃がとうとう累の頸に当たった
累「(糸を切った所で僕の頸は斬れない。鋼糸よりも僕の体の方が硬いんだ)」
禰豆子が身を挺してAを庇った時、その刀にも飛び散った血が付着していた
禰豆子の血は爆ぜ、Aの日輪刀が加速した
『俺と禰豆子のﾞ絆ﾞは誰にも引き裂けない！！』
累の頸が跳んだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 183人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
眠いちゃん - 色々と尊い (2023年1月4日 23時) (
レス) @page36 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年5月7日 12時) (レス) id: 6f79f7da2a (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん - 全部読ませて頂きました!!無限列車編が楽しみです！ (2020年5月6日 15時) (レス) id: 379dd4f6ed (このIDを非表示/違反報告)
紅羽瀬 - はじめまして！前々作から読ませて貰ってます！話めっちゃすきなので、更新頑張ってください！ (2020年5月6日 15時) (レス) id: 670fb2d290 (このIDを非表示/違反報告)
RIKU - 全部見ました、面白かったです。更新頑張ってください！ (2020年5月4日 19時) (レス) id: 203b0c7d28 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モッチー | 作成日時：2020年5月3日 2時
