クズ嫌い症候(硝子)群

30話 ページ31

『私一旦戻って着替えてくる。また教室でな』


夏油｢あぁ。色々ありがとう｣


ここに来てからいつも1人で食べてるからあまり考えなかったけど談笑しながらの食事って意外と時間掛かるんだな


食べ終わった後洗い物を片付けていたら思ったより遅くなってしまった


早く戻らないと


ｶﾞﾁｬ


『あ、夏油ーー』


ﾎﾟｽ


部屋を出る直前朝一に飲んだ珈琲を思い出し、自分好みの味だったからどこで買ったのか教えてもらおうと振り向きながらも足を1歩踏み出すと何かにぶつかった


､､､？


『五条か。部屋の前でどうした』


五条｢､､､､､､｣


『夏油なら中にいるぞ』


五条｢朝からうるせー｣


は？


五条｢部屋隣だから丸聞こえなんだよ。イチャつくなら他所でやれ｣


五条は言うだけ言って先に行ってしまった


『なんだアイツ』


夏油｢悟なんて？｣


『イチャつくなら他所でやれって』


夏油｢じゃあ今度から他所でやる？｣


『やるか』


というか最初からイチャついてない


変にノリがいいの止めろ















五条side


『あ︎︎ﾞー！！イラつく！！』


椅子に勢いよく座り足を揺らす


なんなんだアイツら！！


人の事ハブって2人だけで宜しくしやがって


俺が昨日頑張ってAを説得させたんですけど？？


『､､､昨日無理やりでも部屋に連れ帰っとけば良かった』


夏油｢それは困るな｣


いつの間にか扉の側に傑がいた


『チッッ！』


夏油｢舌打ちデカ｣


『うるせぇ今は話しかけんな』


夏油｢はは、男の嫉妬は見苦しいよ｣


は？















家入side


なんとか間に合った


遅刻すると何かと煩いからな、夜蛾先生


五条｢ふざけんなテメェ！｣


夏油｢素直になれよ｣


扉に掛けた手を止める


､､､また喧嘩してる


たった数分でよく出来るな


面倒くさっ


ｶﾞﾗｯ


『おいお前ら、もうすぐ先生来るから面倒起こすな』


夏油｢あ、A｣


開けると五条の首を締めている夏油がいた


夏油｢悟が仲間はずれにされて寂しかったみたいなんだ｣


五条｢寂しくねーよ！｣


そういう割には焦っている様子を見せる五条


図星だな


だからさっきあんな対応したのか


『五条、今度一緒に遊ぶか？』


五条｢､､､､､､おう｣


夏油｢A相手には素直だな｣


五条｢テメェは取り敢えず1発殴らせろ｣





ー備考ー
良家のお坊っちゃんだし五条の方が早起き得意だと思う
毎回遅刻ギリギリなのはわざと

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