慈しい拾捌 ページ18
鬼の急所は頸
しかし通常の刃物で頸を斬っても殺せない
鬼殺隊の持つ刀は特別な鋼で造られており、その名をﾞ日輪刀ﾞという
鱗滝さんはそう教えてくれた
俺が勝った理由
ﾞ隙の糸ﾞの匂いがわかるようになったからだ
誰かと戦っている時、俺がその匂いに気づくと糸は見える
糸は俺の刃から相手の隙に繋がっていて、見えた瞬間ピンと張る
俺の刃は強く糸に引かれて隙を斬り込む
鱗滝「お前を最終選別に行かせるつもりはなかった。もう子供が死ぬのは見たくなかった。お前にあの岩は斬れないと思っていたのに、、、」
鱗滝さんが女の俺に対しても手を抜かないのは、半端な修行で無駄死にさせたくなかったからだろう
鱗滝「よく頑張った」
頭を撫でられる
頭を撫でられたのはいつぶりだろう
あの時、炭を拭いてくれた母の手を思い出す
鱗滝「ﾞAﾞ、お前は凄い子だ、、、」
炭治郎ではなく、Aと、、、呼んでくれた
嬉しかった
鱗滝「ﾞ最終選別ﾞ必ず生きて戻れ。儂も妹も此処で待っている」
涙が、、、零れた。
『鱗滝さん、、、俺は十五歳になりましたが、まだ炭治郎として生きたいと思います』
鱗滝「、、、それは何故か聞いてもいいか？」
『はい。、、、俺は今まで男として生きてきました。いきなり女に戻ると思うと女だからといって甘えが出てくるのが怖いんです』
気持ちが沈んで思わず下を向く
鱗滝「わかった、、、だが儂はお前を炭治郎としてではなく、Aとして見る」
！！
顔をバッとあげる
鱗滝「Aは少し甘えることも知った方がいい。だから、他の人がどんなに炭治郎と呼ぼうが儂はAと呼ぶ」
あぁ、、、この人はなんでこんなにも暖かいんだ
『ありがとう、、、ございます』
この人の前だと、涙を止めれそうにない
『鱗滝さん、少し家を空けていいですか？実は俺のせいでずっと男と間違えている人がいるんです。すごく申し訳なくて、、、だから、さっきああ言いましたが、今日だけは女に戻っていいですか？』
鱗滝「あぁ、、、なるべく早く戻ってこい」
『はい！』
『おーい！錆兎ー！真菰ー！』
「なんだ」
「炭治郎。さっきぶりだね」
『錆兎、真菰！』
後ろを振り向く
すると、錆兎と真菰が固まった
「、、、お前それ」
二人が驚くのは無理はないだろう
俺は今日サラシを取っている
これなら男と間違えるはずがない
『錆兎、今まで騙して悪かった。実は私女なんだ』
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眠いちゃん - 神すぎて言う言葉が見つからない……こういう時にカナヲの銅貨かったら便利だろうなぁ… (2023年1月4日 21時) (
レス) @page27 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
モッチー(プロフ) - 神綺さん» いえ全然！！わざわざありがとうございます(●´▽`●) (2020年7月24日 16時) (レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
神綺 - ここもみたはずなのにコメント出来なくてすみませんでした… (2020年7月24日 16時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モッチー | 作成日時：2020年4月24日 2時
